月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

「侍」の蕎麦を食え!

私のつかの間の夏休み2日目は「長野の蕎麦を食べよう」というコンセプトにしました。私はtrendmicro時代に全国色々な県に出張で訪問したことがありますが、長野は大好きでした。特に夏場は気候が気持ちよいので休暇にいくにはうってつけです。

長野県は結構大きくて、文化圏は長野周辺を北信(ほくしん)、少し東京寄りの軽井沢あたりを東信(とうしん)、長野から愛知方面に寄って松本周辺を中信(ちゅうしん)、さらに愛知方面へ進んで伊那、飯田、駒ヶ根あたりを南信(なんしん)と4分割されます。地元の人曰く、それぞれで気候も性格も違うのだとか。

愛知県からは一番近い南信は、両サイドが結構大きめの山に挟まれた谷みたいな地形をしていて景色が良くて、しかも晴天率が高い。東京から出張していた当時はアクセスが悪く経済圏としても小さいためあまり訪問出来ませんでしたが、愛知県からは車で2時間程度の好立地です。

当初は松本にある「みよ田」という蕎麦屋さんにいこうと考えていたんですが、日帰りでいくには遠すぎるのでその手前の南信で色々調べてみたところ、下伊那郡平谷村というところにある「侍」というお店がよさそうだったので、そこに行くことにしました。

ここのお店は休日に行くと、11時の開店と同時に「売り切れました終了〜」となることもあるらしいです。

 

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すごく立派な建物でした。明治時代の建造物らしいです。内装もとても綺麗でした。これを作るのにいったい何百万円の内装費用がかかるだろうか、1日に○○万円売れるとしてひと月の利益が○○万円だとして何年で回収するのか、など無駄なことをどうしても考えてしまうのですが・・・

 

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そんなことはさておき、蕎麦は超超超美味しかったです。いや〜やっぱり蕎麦は、田舎じゃないと美味しいものを食べられませんね。たぶん、水が違うんでしょうね。

私の6年の出張経験から導いた食文化理論のなかで、食文化が発達している地域は新鮮な海産物がとれる港が近いというものがありまして、その理論にはかなり自信があるんですが、唯一長野県のご飯がうまいというのは説明出来ていなかったんですよ。でもそれが、昨日解消されました。長野県は、新鮮な海産物はとれないものの、水がうまいので食文化を愛でる性質になったんでしょう。

 

というわけで、今後もっと露出を増やしていこうと思って妻に「写真とって」とお願いしたところ、山から下りてきた猿が蕎麦食べてるみたいな写真が撮れてびっくりしたので、これから散髪に行ってきます。あと上も下もグレーでネズミみたいですね。

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さて、このお蕎麦屋さんですが、愛知県から2時間かけて食べに行く価値有りです。

清須市からだと、名二環→東名→グリーンロードと経由して、1時間ほど山道を行くか、一宮から東名→中央道と進んであの長いトンネルを越えた先で下道に下りていく方法があります。

 

蕎麦屋 侍

11時〜14時、日月定休

 長野県下伊那郡平谷村737-2055

http://sobaya-samurai.nobushi.jp/