こののままいくと志望校きついなあという光景はわりと頻繁に起こります。とくに高1、2のうちは自分の実力と志望校の距離感があんまりつかめていないケースが多いのでその傾向が強いです。そんなとき、もっとあれやってこれやろうぜという気持ちになるのですが、それを伝えてもあんまり伝わるものではありません。
ブログ読者のお父様お母様のなかには「あんたさっさと結婚しなさい!」と言われた20代を過ごした人もいると思います。そのとき「まあそのうちしたくなったらするよ」としか思わなかったのは、親の問題意識≠自分の問題意識だったからです。勉強でも同じように教える側の問題意識≠教わる側の問題意識、が悲しいかな成り立ちます。なので、どれだけ数字でやばさを伝えてもそういうときにはダメです。「そうはいってもなんとかなるっしょ」と楽観的なケースもあれば、実は第一志望と言ってはみたもののあんまり本気で思ってはいないというケースもあるでしょう。
基本的には受験する生徒本人が主役で外野は脇役ですから、脇役としては本人の問題意識が上がった時にしっかり応えることが1番です。