月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

誰のための塾か 2

例えばピアノ教室があって、高校生の子供をつれていって「この子はピアノにそんなに興味がないんですが、なんとかピアノの魅力を伝えてやる気を引き出してくれませんか?」なんてお願いする人はいないと思います。塾にたいしても「この子は勉強に興味がないんですが、なんとか勉強するようやる気を引き出してくれませんか」というのはお門違いです。ピアノが好きで上達したいからピアノの先生に教わりにいくのであるし、大学受験で少しでもレベルのたかいところに合格したいから塾にきて勉強を教わるのです。

小学校低学年くらいまでの幼少期であればまだ世の中をしらないので、親主導で「ピアノを習ってみようか」とか「水泳をやってみようか」という話になるのは何ら不思議ではありませんが、世の中の仕組みがおぼろげながら見えてきた高校生にたいしてすることではありません。分別のつく大人にたいして必要の感じていないことをおせっかいしてくるのなんて、ア○ウェイか宗教くらいじゃないでしょうか。

そういえば書いていて思い出しましたが、まだ入塾面談で親同席をOKにしていたころに「この子はやる気がでなくて、何かいい方法ないでしょうか・・・」的なことを言っていたお母様がいました。その時は波風たてる必要もないと思って特別なにも言いませんでしたが(だって、塾生以外は他人だし)、「あなたが回り道してそんな心配をしていたら、いつまでたっても子供は何も考えねーよ!」というのが心の声でした。 


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp