さっき私の好きなバンドの新しいアルバムの音源がユーチューブで公開されているのを聴いてたんですが、途中で映像をみるのはやめました。
映像をみてるとギターを弾いてる様子とかドラム叩いてる様子がわかるので楽しいんですが、音楽に集中できてないんですよね。映像を見ずに音だけ聞いたら、想像力が働いてきて、音楽を聴いている気がしてきました。
ユーチューブが出る前は洋楽ミュージシャンなんて顔すらわからないし、映像なんてDVDを数千円払って買わないとみることはできませんでした。どうやって演奏しているかなんて自分で色々弾いてみて、想像するほかなかったのです。
いまは映像へのアクセスが本当に簡単になりましたが、映像が分からないときの楽しみかたは失われつつあるように思います。
勉強も、参考書にかいていることが分からなければスタディサプリを見て理解できるし、身近な先生に聞いてしまってもすぐ理解できるんですが、理解できないときにはできないなりに、自分で色々考え試しながら理解しようとする時間を持てるわけです。大学受験は時間がとにかくタイトなので、すべてにおいて時間をかけて自分で理解にたどり着くということをやっていてる余裕はないのですが、そういう勉強の時間を持つのも、頭を鍛えるには必要です。