月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

学力は「上がる」んじゃなくて「上げる」ものだ 1

高2の生徒にとっては入試本番まで残り1年になりました。高1にとっては残り2年です。受験が近くなって、残り時間で自分はどれくらいのレベルまでいけるんだろうかという不安がある人もいると思います。「あと1年で早慶いけますか?」とかいう質問をしたくなってしまう人、あなたのことです。

もちろん、高校生が残り1年で上げられる学力がだいたいこのくらいというのはあります。しかし、「高校生の平均」というのはあっても「平均的高校生」というのは存在しません。いや、存在するかもしれませんが、それはふたを開けてみないと(=1年たってみないと)わからないものです。

「だいたいこのくらいは上がるよね」という学力の伸びより上がらない生徒もいれば、上がる生徒もいるし、ちょうどそのくらいの生徒もいます。しかし、それを自分個人の問題としてみたときには全く無意味なことです。

学力なんて上げようと思ったらいくらでも上げられるものであるから、問題は「学力が上がるか」ではなくて「学力を上げるか」です。

「上がるか」という観点で考えてしまう人は、問題を自分のこととしてとらえていません。自分に与えられた学力という鉢植えがあって、1ヶ月後に芽がはえているかもしれないし生えていないかもしれない、それは自然の摂理だからわからない、くらいに考えています。

でも学力は「上がる」のではなくて「上げる」ものなのだから、鉢植えを与えられたら水をあげたり日光のあたるところにおいたり肥料をやればよいのです。

今E判定の大学だって、受かると決めてやることをやれば受かる可能性はいくらでもあります。それがたとえ自分の高校から毎年1人しか受からないような難関大であっても、その1人に自分が入ればいいだけのことです。


清須市の大学受験 相伝学舎
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