月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

価値ってなんでしょうか

お金を払って何かを手に入れるときに、それが姿形のある物体であればなんらかの価値がありそうだと誰でも思います。それをつくるための原料コストとか、加工コストが想像しやすいからです。

では「青チャは同じ問題を5回くり返すと定着するよ」という情報はどうでしょうか?みなさんこの情報はスマホやPCの画面で見てると思いますが、物体ではないので原価がどのくらいなのかわかりませんね。でも、この情報には価値があります。

価値というのは原価から決まることもあるのですが、得られる満足度から決まることもあるのです。

たとえばまったく同じTシャツがあって、一つはそのへんのコンビニにおいて置いてあったもので1000円、もう一つは高島屋においてあったもので2000円だとします。同じものでも高島屋で買ったほうが手提げ袋がかっこいいし、高島屋で買ったことが嬉しいというひとにとっては、差額の1000円は原価ではなく満足度から決まったものです。

塾で提供している情報は私が時間と金をかけて今まで蓄積した情報でありたしかに原価は積み重なっているといえばそうなんですが、塾で提供する情報の価値は原価からくるものというよりは得られる満足度から来るもののほうが実態としては近いです。

塾で教わった情報をもとに勉強をしたら、それによって学力があがり、それによって希望の大学に合格出来る可能性があがるからです。合格したらさらに決定的です。月謝の数万円なんて安いものだと感じる人もいるでしょう。

 塾にかぎらず、最近はそういう満足度からプライシングされた商品が増えてきたなと感じますね。そういう時代なんでしょう。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp