月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

誰が決めるべきものか考えよう

高校生のお子さんにたいして、どういう勉強をしろとかするなとか、生徒の話から聞くことがありますが高校時代はもうそろそろ自分で自分のことを決めるという練習をさせる時期です。

愛知県のとくに名古屋市外の高校生がかわいそうなのは、そうやって自分のことを自分で決めるよう放置してくれる大人が少ないところです。先日も学校の補習について、出席しないと言ったら先生と面談になって一方的に説得されたという生徒がいまして、当塾の過去の経験から対処法を教えましたが、学校の授業時間以外の使い方を強制してくるのは頭がおかしいを通り越して人権侵害です。補習以外にも模試も同じで、なぜか進研模試や全統模試を受けることになっていて、受けたくないから受けないというとかなりもめます。

ブラック企業のほうがまだマシです。企業は従業員にお金を払うからです。では学校はどうでしょうか?お金を払うどころか、徴収します。補習も模試も、生徒(家庭)がお金を払って参加するのです。

企業が消費者に無理矢理商品を買わせたらどうなるかご存知ですか?

刑法の強要罪になります。

学校が無理矢理生徒に○○させる系のことにたいして私はブログ上で警鐘を鳴らしていますが、補習を強制するのも模試参加を強制するのも、私から言わせればリーチ・一発・人権侵害・刑法違反・教育的配慮がまったくない・ドラ1で数え役満です。

まあこんなことは、少し考えれば分かることなんですがブログで私が言うまでなんとも思っていなかった人のほうが圧倒的に多いと思いますし、なんなら「は?なんだこのクソ塾は」とか思ってアンチになっている人もいるでしょう。

これこそがこの辺の高校のすごいところで、あまりにおかしい風習なのにそれをおかしいと思わせないくらい徹底して学校を運営しているのです。ひたすら生徒から選択する権利を奪います。

私は田舎の公立から難関大合格を計画的に狙っていくのなら、自習で一冊の参考書を反復して学力をつけるほかないと思っていますが、生徒にとっての選択肢として学校の補習があることは別に取りたきゃ自分で考えて取ればよいとも思っています。

大切なのは、自習中心でいくのか補習中心でいくのか生徒が自分で決めることです。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp