高3の生徒のなかには、そろそろセンター試験対策の比率が高くなってきた生徒もいると思います。
センター試験対策というと、
・センター試験過去問題
・各予備校の実施したマーク模試の過去問題
・各予備校の出版するパック系のもの
とありますが、最優先なのは過去問題です。
センター試験と各予備校の作成するマーク模試の違いは、作成にかかる時間と労力です。
たとえばこんな本がありまして、センター試験の数学の作問者が作問のプロセスをまとめたものです。
これによると、作問は
・任期は2年
・IA, IIBそれぞれで14人〜15人
・1年掛けて問題を作成し、その後1年かけて修正
ということです。
(2年掛けて準備するようですから、来月に最後のセンター試験が消化されたあと、2021年1月実施の共通テストはどれだけボロクソに叩かれたとしてもセンター試験に戻ることだけはありえないと分かります)
これに対して、各予備校のマーク模試がどれだけのコストをかけて作成されているかわかりませんが、センター試験より劣ることはたしかでしょう。
せっかく同じ時間を勉強するなら丁寧につくられた問題を解くほうが学べることが多いはずですから、センター試験対策は過去問中心に実施しましょう。
過去問を解き尽くしてしまって、もうやることが無くなったらマーク模試系の問題に取りかかってください。