普段高校生を教えていて、学力が飛躍的に伸びる生徒もいればそうでない生徒ももちろんいます。
そこで結果の違いをもたらすものは何かと考えることになります。
だいたい0.5秒くらいで結論はでるのですが、それは入塾時までにもっていた知識とか学力ではなくて、その生徒の性格です。
塾で教えているくせにちゃぶ台ひっくり返す感じもするかもしれませんが、性格によって学力は簡単にあがるし、性格によってあがりません。
では性格とは何かというと、それは優しいとか思いやりがあるとかそういうことではなくて、受験に向いている、人に教わることに向いている、という性格です。
決して性格がいいとか悪いとか、そういう人格的なことを言っているのではありません。
受験に向いている性格とは、知的好奇心の強い性格です。
数学でいえば、
・解答例にはのっていない考え方を自分で研究してみると
・さりげなく書いてあることに疑問をもち意味を先生に聞いてみる
英語でいえば、
・参考書の解説に consultation診察 などと書いてあったときに、consultationやconsultなどで自分で辞書を引いて意味を確かめようと思う
・前置詞on「-のうえに」という中学生的な意味だけではなく、イメージとしてonを理解できるよう様々な例文を書き出してみる
などです。
中学生の理科や社会では、実際に目で確かめてみることが出来るものも多いので、実際に勉強したときに身近なものを探してみるというのもあります。(理科で天体を習ったら、その日の夜に星空を眺めてみるだけですぐに知的探求活動ができます)
本に書かれているものと、現実をつなげて楽しめる性格かどうかということです。
別にそれが良いとか悪いとか言っているのではありません。単に、そういう好奇心があるかどうかです。