月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

よくできる生徒ができない生徒コスト負担?ありえない

塾に来る高校生というのは基本的にはモチベーションが高めで、高1や高2のうちからテスト期間とは無関係に自習室通いする生徒がいるくらいです。

もちろん全員といわけではなく、軽いノリで塾に来てしまった生徒や、最初はやる気満々だったけどモチベーションが下がり気味の生徒がいることもあるのも事実です。

どのくらいのテンションを維持しているのか、答案をみればだいたい分かります。

出来上がりが甘かった場合、合格するまで再テストをくり返すのが良い指導だと思っている人も多いかもしれませんがそんなことあるはずがなく、ちゃんとやらない生徒にコストをかけて再テストするのにちゃんとやってきた生徒はそのまま「よくできました」で終わりだとすれば、よくできた生徒ができない生徒の分コストを負担していることになり極めて不公平です。

塾としては、サボらずしっかり取り組みたくなる仕組みを考えて提供するまでが責任範囲で、その先にやるかやらないかというのは生徒に責任を持ってもらいます。

というか生徒の人生なのだから、自分で責任を持つのは当然のことです。

ちゃんと勉強をやれば学力がつくし、やらなければ学力がつかない、それだけのことです。

「今週も全然やってない」なんてことは自分自身が良く分かっているはずなので、こちらから「ちょっとどういうことやねん」と追求することもありません。放置します。

実は塾の1年目の夏は私も肩の力が入っていたのでサボり気味の生徒を呼び出して「今日はこれをやって」などということをやっていたのですが、結局そうやって無理矢理やらせても全く定着しないことが判明したのでそれ以降やっていません。

大学受験の勉強は「できるようになりたい、吸収したい」という前のめり感が絶対に必要です。無理矢理やらせればやらせるほど、もたれかかるような姿勢になります。

1年目の私は完全に間違えました。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp