先月保護者説明会を実施したときに「かくかくしかじかのサービスをやりたいのですが費用負担してください」というお願いをさせていただきまして、お返事の一つで「おまかせします」と言って頂けたのが結構じわじわきています。
ある程度信用していただけないと「おまかせします」とは思っていただけないはずなので、嬉しかったです。
塾のサービスは買い手にとって分かりやすいよう塾業界の商習慣通りにメニューを作っていますが、これをやるとわかりやすさと引き換えに柔軟性は失われてしまいます。
たとえば週2コマの授業では少ないなと私が思う場合でもコマ数で月謝を決めている場合にはこちらの判断でコマの増減はできないので、私の理想と現実にギャップが生まれることもあります。
理想を実現するにはお寿司屋さんみたいに「おまかせ」みたいなコースにしてサービスの利用に応じて後払い方式にするのが一番いいんですが、これだと「月謝:時価〜」みたいな表示になってしまうので今度は買う人がいなくなってしまいます。
あと入塾直後は一番「おまかせ」にしていただきたいタイミングなのですが、入塾からの時間経過が浅いほど信用しづらいというのも難しいところです。入塾して半年とか1年たって「この人の言う通りにやったらたしかに大丈夫そうだ」と思ってもらえないと「おまかせ」する気にならないかもしれません。
対価をいただくサービスをどう設計するか、値段をどう付けるか、新しいサービスを考えるたびにいつも考え込んでしまいます。数学の問題を解くよりよほど難しいです。