月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

教育なのに利益?

春期、夏期、冬期などの講習については原価、価値、相場のほか生徒の行動を刺激するかどうかということも考えます。

たとえば夏休みの間、毎日2時間×40日間の講習をやるとして、

・申込書なしでいつでも好きなときにきてOK

・申込書あり0円

・申込書あり10万円

の3つのどれが生徒の集中力を維持するか比べてみるとずいぶん差がでてくると思います。

まだ私のなかでぴったりハマる内容・価格の講習が定まっていないので毎年色々試しているところです。

ハマるというのは学力がつくのは当然のこと、プラス生徒の集中力が維持されて、保護者のかたにとって無理がない価格で、塾にとっては利益がでるものです。

儲かるとかいうとネガティブな感情を持つ人もいるかもしれませんが、ユニクロの安くてデザインも質もそこそこいい服が手にはいるのはユニクロが利益を出してそれを投資に回しているからであり、みなさんのお気に入りに飲食店が店内を改装して気持ちよく利用できるようになるのも同様に利益から投資に回しているからです。

「教育なのに利益?!儲け?!」などと反応する人がいますがそれは間違い。私は塾生が少しでも合格可能性を高められるよう塾のサービスを拡充していきたいと思っているし、塾生のみなさんもそれは同様でしょうし、保護者のかたは合格よりも受験にたいして打ち込むことを願っているかもしれませんが、生徒が頑張った分だけ学力として報われればいいとは思っているはずです。

昨年より今年、今年より来年、塾のサービスを向上するには投資に回すための利益が必要です。

 

売上が上がるとします。

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まずは家賃光熱費等、勉強する場所としての費用がかかります。

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授業をするための人件費がかかります。

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残った利益から、未来のための投資をしていきます。

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投資にも色々あります。机や椅子を新しくそろえたり、塾の教材を拡充したり、新しいサービスを作るためにスタッフの大学生に働いてもらったり・・・。

それらは直接自分が受け取ることもあればサービス化されるのが1年後でそのときに自分はいないかもしれません。

でもだからといって損というわけではなく、すでに今の塾のサービスは2年前、3年前の月謝から生まれた利益から投資されてつくりだされたものですから、払わずして得ている分があるのです。

お金を払った、対価が戻ってきた、という直線を行き来するモールス信号のやりとりというよりは、過去から未来へとグルグル回る塾の循環に2年なり3年なり参加するイメージですかね〜。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp