さて昨日の問題
「なぜ砂岩泥岩は互層になるのか?」
について考えましょう。
海底に砂や泥がたまって固まるまでには5年10年ではなく、数百年数千年といった時間を要しそうですね?
このようなしましまも、黒部分と次の黒部分までには、同じように数百年くらいが経過しています。
では、数百年間隔で定期的に発生するものといったらなんでしょうか?
想像してください・・・
いま頭の中で、あなたは深い海の底を数百年かけてタイムスリップしています・・・
現実世界を生きていると一週間や一ヶ月といった時間しか感じられませんが・・・
地球について学ぶとこのように数百年の時間感覚を味わえます・・・
興味が湧いてきましたか・・・?
ということで、数百年間隔で発生することといえば「大地震」ですね。
地震がおきて、海の中で地滑りが発生したり、あるいは海の中がいっかいかきまぜられることによって、まずは小さい石ころ、そのつぎに砂粒、最後に泥・・・という順番で堆積していきます。
それがいったん落ち着いて、数百年かけて海底が岩へと固まったころに、ふたたび大地震によって海底に土砂が流れ込んできて、前回の地震によって堆積した最上位の泥の層の上に、ふたたび小さい石ころ、砂粒、泥が堆積していく、という仕組みです。
正解した人はおめでとうございます。
お祝いに、以下の画像をプレゼントします。
こちら、垂直になった層です。曲がるどころではありません。
私たちが地球46億年の歴史のなかの、ほんのわずかな瞬間しか存在していない、このような直立した砂岩泥岩互層からしてみたらとるにたらない存在だということを感じさせますね!