月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

答えたいが答えられない

「英語って何やったらいいですか?」と先日質問されました。

この質問はかなり難しいです。

私のなかで生徒のレベルによって入門コース、基礎コース、発展コース、的な位置づけのおおよそ3択からアドバイスを選んでいくことになりますが、3択といえどもそれぞれ数ヶ月単位で取り組んでいくメニューなので慎重に判断しないと貴重な時間を浪費してしまいかねません。

これが毎週私が授業でその生徒の答案を添削していれば見通しが立つのですが、そうではない場合は生徒の学力を把握する素材が生徒の「うーん文法はだいたい覚えました」的なほとんど参考にならない情報しかないため、目隠しをしてダーツをあてるくらい難しい判断になります。

なので結局「ごめん、わからん。強いて言うなら速読英単語がいいんじゃない。」的なお返事をしました。今度塾内模試をするので、その答案をみればもう少し踏み込んだアドバイスができるのですが。

これは別に英語を受講してないから意地悪しているとかそういうのではなくて、私はその辺の適当な先生と違って生徒の学力をろくに把握しないまま「ネクステやっておけばだいじょうぶ」みたいな価値ゼロのアドバイスをしたくないからです。

さらに、勉強のアドバイスというのは参考書を教えたうえで、その取り組み方を実際に手ほどきする必要もあります。青チャート一冊とってみても、本屋で青チャートを買って自習するのと、当塾で取り組み方をおそわって毎週一定のペースで取り組み続けるのとでは同じ「青チャートをやる」でも全く違うものになるわけです。

英語も同様です。参考書というのは一冊1000円程度のものが多いですが、そこから0円の学力しか得られない人もいれば完全に吸収して何百万円相当の価値を得る人もいるのです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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