月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

塾生の特技で合格した?

昨年、国立の後期試験で富山大学に合格した生徒がいました。

センター得点率が60%を余裕で切っていて当然判定はEで、というかそもそも同じ学部を前期で受けてもE判定という状況での受験でした。

今日ふと、昨年の合格/不合格の状況などを調べてみたらこんな感じでした。

 

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 赤で囲っているところに 2  5 という数字がありますが、同じセンター得点から2名が合格して5名が不合格ということです。

この表を上から下まで眺めてみて、

意外とセンター試験の結果の影響受けないんだな

という感想を持ちました。

 

「二次で手応えあったの?」とこの生徒に聞いたときには、別に「ワンチャンあるかもっす!」などとは言ってなくて、合格発表のときもどうせ落ちているだろうからと自分ではネット発表を確認しなかったそうです。

で、家族の人が確認して「おい受かってるぞ!」「まじ?」というやりとりをしたらしい。笑

 

で、もう少し冷静に考えてみると、センター得点率で50%〜60%くらいの学生だと記述式の答案を書かせてみると「なんじゃこりゃ?」状態だと思うんですよ。

当塾ではそういうなんじゃこりゃ状態の答案を1-2年かけてまともなものに育てていくので、本人の手応えが微妙でも他の答案と比較してみたら結構いい答案だったのでは?と予想してみました。

 

ついでに昨年の他の生徒たちの様子も見てみると・・・

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もう少しアップで・・・

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昨年は、安全目に出願した生徒が多いと思ってましたが、こうやって眺めてみると

合格者:不合格者

がだいたい1:1のゾーンで合格していったらしく、別に安全という感じではなかったと分かります。

当塾の生徒の記述答案はなかなかイケてるのでは?

一番右の名工大後期の生徒にいたっては、ボーダーライン上から蓋を開けてみたら首席近くで合格していました。

 というわけで在籍中の生徒諸君においては、私が常日頃から授業で

「文字で両辺割り算していいの?」

「不等式で気軽に両辺二乗していいの?」

「この答えは必要条件だから十分性を確かめないとダメだね?」

「なんで関数の問題なのに、判別式なの?」

などとチクチク言っているのをしっかり真に受けてレベルアップして下さい!

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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