愛知県ではあまり市民権がありませんが、私大専願で行く場合にも注意点があります。
それは「私大入試では3科目しか使わない」ということです。
注意点というか当たり前のことなんですが、コッコウリツ系の高校で私大専願しますと宣言すると、「共通テスト利用型もあるから」的な言い分で国公立受験用の科目も勉強させようとしてくることがあります。
たしかに私大には色々な入試方式があるところがあり、多くの大学で共通テスト利用型の入試があるのでチャンスが増えるならと受験するケースもあるのですが、共通テスト利用型は国公立受験者の滑り止めとして機能しているのが実態です。
なので南山大学を共通テスト利用型で受験して意味があるのは名大レベル受験者で、最初から南山大学を第一志望にするくらいの生徒には共通テスト利用型は大学への募金と言い換えてもさしつかえありません。
話はちょっとそれますが私立大学は「入試チャンスが増えます!」とかいって色々な受験方式を提供していますが、受験機会をふやしてただたくさん課金して欲しいだけなのによく言うよなあ?!近畿大学なんて倫理崩壊してんのか?
たしかに入試当日にどうしても出来不出来があるので当確ギリギリの大学なら受験機会を多く持てる人のほうが合格可能性はあがります。
全員が同じくらいのレベルの受験生10人がいるとしてそれぞれ1回、2回・・・、10回の受験機会が与えられているとしたら、10回受験チャンスがある人のほうが有利に決まっています。
この差は35万円払えるのか3万5千円しか払えないのかの差であって学力の差ではないので学力競争ではないよなあと思うんですがまあ私の塾もお金を払わないと授業を受けられないので同じ穴のムジナなんでしょうか。
さて話は戻して私大受験ですが、基本は
文系=英語+現古+(数学か社会)
理系=英語+数学+(理科1科目)
です。例外もありますが基本はこの3科目で、私大入試のなかで最も合格しやすい「学部個別」を狙っていきます。