月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

ぜったいやっちゃダメな行動

現在は入塾時面談の保護者同席を不可としていますがその昔、あんまりそういうことを明言していなかったときには普通に面談時に保護者のかたが同席することもありました。

同席していただいたらしていただいたで、生徒と親との関係を観察できて興味深いのですがなかには「コレ終わってるな〜」と大変失礼なことを思うこともありました。

私が生徒にどれだけ質問しても、横から全て答えてしまう保護者です。

「この子は○○が苦手で〜」

「志望校もやりたいことも決まっていなくて〜」

などと聞いてもないことを延々と喋り続けていただけて、さらにこの手の保護者全員が共通して言うことがあって、

「本当は自立してほしいんですが・・・」

いやいやあんたがそれだけ出しゃばったら、いつまでたってもあんたのご子息(ご息女)は自立しませんわ!

と声には出しませんが顔には思いっきり出ていたと思います。

でもそういう保護者は声に出しても「えっ?!そうですか?!」とびっくりするでしょうね。

私の予想では自分が自立していないから自分で判断して行動できる人の感覚やそれにいたるまでの道のりが想像できていないことが原因です。

最初から完璧にプログラムされている人間なんていなくて失敗を含めた経験を通じて一つずつ成長していくものなのですが、自分が親に先回りされて育った人には「失敗を含めた経験」と言われてもたぶんピンとこないでしょう。経験する前に先回りされちゃいますからね。

子供が高校生になってまで横からペチャクチャしゃべるということは普通に考えてそれまで15年以上同様だったわけで、「あなた過保護ですよ。いつまでたっても子供は自立しないしなんなら子供の子供も再生産によって自立しませんわ」といっても波風が立つだけなので言いたくないんですが、私は思ったことが口から出ちゃうタイプなので最初からそういう人とは喋らないようにして私なりに頑張ってます。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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