月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

ほんと嫌い

私、基本的に高校の先生が嫌いですね。理由はいくつかあるんですが、その一つが

生徒が私大専願しようとすると邪魔してくる

です。

私大専願って基本的に受験科目が3科目になるので、普通は入試に必要なその3科目を選んでそれだけを勉強するという受験生活になります。しかし、クソ教師はなんやかんや理由をつけて、なぜか7科目勉強しつづけるようにアドバイスします。

もちろん彼ら彼女らの思いはただ一つ「共通テストを7科目受けて、とりあえずどっかしら国公立大に出願してほしい」。

こいつら基本的に生徒がどういう人生を歩みたいかなんて興味ないんですよ。自分とこのコッコウリツ合格者数が今年100人なのか105人なのか、95人なのかが最大の関心事です。

まあ中高とずっといい子ちゃんの生徒を演じてきて、大学を出た後もまた学校という閉鎖的な空間にもどってきて、今度は高校生たちを評価する身分になるという人生で軸がないんでしょ。他人から評価されることで生きてきた人間が、今度は他人を評価するようになっただけ。

でも人生って誰から評価されるかじゃなくて、まず最初に自分がやりたいことが原動力ですよね。私だったら、塾生たちが英語でも数学でも苦手意識をなくして、自信をつけて得意になってほしいし、最終的にそれぞれの志望校にむけた受験がうまくいくようサポートしたいというのが根底にあります。もちろんそこから先は自分がやりたいだけじゃだめで、お金を払ってくれる人に「そのサービスいいね」と評価してもらわないと買ってもらえません。でもその評価はあくまでやりたいことの実現のために必要な経由地点であって、評価されたいから仕事をするわけではありません。

とかいうとアホ教師は「いやコッコウリツを受験してもし受かったら生徒のためになる」とか言い出すのよたぶん。ほんとアホ。

ラーメン屋を明日開業しようと頑張っている店主に「ラーメン屋大変だから、公務員なったほうがいいよ」って言うくらいアホ。

まずはラーメン屋が成功するようサポートしてやれよ!それで上手くいったらいいし、上手くいかなかったら本人がまた別の道を探すだろ。

 

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幼稚園児からの依頼

娘の幼稚園の送迎中に、幼稚園敷地内にある珍しい石について娘とその友人(&お母様方)に説明したところ、後日娘の友人から「この岩石を同定してくれ」と石を渡されました。

ち、小さい・・・

ある程度岩石を勉強すると観察したくなる石のサイズが手のひら大(かなり大きめのおにぎりくらい)になるんですが、普通の人にとって「石ころ」といえば5cm程度、幼稚園児にとっては1-2cmでも標準的なサイズなんですね。

あまりに小さかったのと手元にルーペがなかったので、写真でとって拡大して表面を観察してみました。

肉眼で粒子がみえないので火成岩は消去。すると堆積岩になりますが、表面が均質で凹凸のない手触りなので泥岩か。

それにしても、幼稚園児の反応は気持ちいいですね。彼ら彼女らはすぐに何にでも興味を持ちますし、何にでも感動できます。

ひょっとして幼稚園に岩石ブームを巻き起こせるのでは・・・?

 

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否定しない子育て

目に入れても痛くない可愛い娘ですがもちろん英才教育を施しています。

それは「否定しない子育て」

 

・・・

 

なわけがなく、毎日思いっきり否定も肯定もします。

昨日は鬼ごっこでずっと男子坊主たちを捕まえられずに終わったので帰りがけに「おい、全然つかまらないじゃねーか」といって追い込んだら娘はしくしく泣き出しました。

娘には悔しいとか負けたくないという気持ちを持ってほしいです。ちょっとやそっとのことで折れてしまうようでは、この先何かやりたいことができた場合に障害物を乗り越えられません。鬼ごっこで捕まえられないというのは単なる行動の結果ですので、多少否定しても心が深く傷つくこともないでしょう。一方で、誰もやりがたらない鬼を立候補したことは立派だと帰宅後にべた褒めしておきました。

そういうわけで些細なことで娘を煽ってはよく泣かせています。

公文の宿題プリントも提出前に私がチェックして間違いを発見すると「おいアホ娘!計算間違えすぎ」といってなおさせます。こんなの塾生には絶対言えません。自分の子供だからこそできる特権です。

ちなみにこないだは「子供は間違いながら成長していくんだから!」とか言って、ド正論で反論されました。

 

 

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鬼決め

娘が幼稚園で帰り際男子坊主たちに「鬼ごっこしようよ」と誘われて、私の見てる前で誰が鬼をするのか「だ・れ・に・し・よ・う・か・な」形式で決めていました。鬼決めはジャンケンじゃないと納得感がないのでは?と思ってみていると、一度目の決定で指名された男子が

「鬼いやだ〜!」

と言い出して、もう一度やりなおし。

4人いるから全ての文字数を4で割った余りの場所にいる子が鬼ってことか・・・数学の問題になりそうだ・・・

と考えながら観察していると、二度目の決定で指名された別の男子が

「鬼いやだ〜!」

と言い出しました。そりゃそうだ。

するとうちの娘が

「じゃあ私がオニやるよ」

と言い出して、鬼ごっこがようやくスタート。

娘が男子をおいかけるんですが、おいついたと思ったら男子はなぞの「バリヤー」を発動してつかまりません。なんじゃそら。

結局最後までつかまらず終わって娘は不満そうでしたが、私にとって娘の成長を感じるワンシーンでした。

みんながオニをやりたくないなか、自分がオニをやると挙手できるなんて立派じゃないですか?行動力がある、おおげさにいえば一歩踏み出す勇気があるということじゃないですか。人生で大切なのって、この一歩踏み出す勇気だと思うんですよね。

でもこういう成長って親からすると嬉しく感じる一方、徐々に自分のもとから巣立っていくための階段を上っていることなのだと思うと、寂しくもあります。

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