月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

BUDOKAN

立命館大学を受験する生徒がいたので「会場どこなん?」と聞いてみたら

「愛知県武道館です」

へっ?そんな場所あるの?

と思って検索してみたら、ありました。愛知県に住んでかれこれ10年くらいになりますがまだまだ知らない場所があります。

しかし、こんないかにも体育館っぽい場所で入試なんてできるんでしょうか?

寒そう〜!

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

何十枚ですか

テスト週間の進行状況

レポート75% ○○○●

テスト66% ○○●

あと次の一週間で、レポート1つとテスト1つを乗り越えて理学部2年生が終了です。

今日は、明後日のテスト勉強のためにこれまでの授業資料を印刷しました。

あのー

1枚に9スライドずつ印刷して、何十枚にもなったんですけどー・・・。

大学の先生って90分の授業で平気で40〜50スライドのパワポを見せてくるんですが、平民の脳みそが短時間で数十枚のスライドを処理できるはずがないというのはあんまりわかんないんですか?!

90分聞いても頭に何も残りません!

結局、記憶に残るのは板書型の授業です。数式を使う理論系の勉強は板書が一番いいです。図や写真を示す必要がある科目はパワポもありですが、90分で15枚程度にしてほしいです。頭が追いつきません。

ちなみに私の知る限りでは一宮西高校の今年の高3の物理の授業は、板書型ではなくてプレゼン穴埋め形式らしいです。

いや〜先生!プレゼン形式のほうが肩が疲れなくてラクな気持ちは分かるんですが、たぶん生徒はあんまり理解してないですよ!

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ぎゃーてーぎゃーてー

般若心経を写経してます。

何百年と愛されてきたものだと思うと、自分もその歴史に参加している気がして面白いです。

 

最近、忙しい生活に疲れている人一冊いかがですか?

毎日1ページずつ写経しましょう!

 

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役にたたん

役に立たないようで案外役に立つ勉強がある一方で、役に立つようで全然役に立たないものがありまして・・・

それは学校の授業!私はいま激おこです。

普段、大学生スタッフに授業後にその日の生徒の様子をLINEグループで報告してもらっているんですが、気になる報告がありました。

数Bのベクトルで「内積」というものを習いますが、内積とは別に「外積」という計算があります。これは大学で習う演算なんですが、ある面の法線ベクトルを一瞬で求めることができます。

式で表すと、こんな感じです。

見て分かる通り、公式というわりに結構ごちゃごちゃしています。

一方で教科書のやり方である面の法線ベクトルを求める計算は、二つの内積=0の方程式を解くだけなので、慣れれば1-2分で処理できてしまいます。

外積の計算なんて覚えるのに練習が必要だし、しかも覚えたところでよほど習熟しないと入試本番で使えるとも思えません。使ったところで計算ミスする可能性が高いです。その上、これを使った答案を大学の先生がどう評価するか超怪しいです。「公式の意味をさほど理解せず、取りあえず当てはめて解いた」と思われかねません。数学的に間違ったことではないので用法が正しければ減点はないと思います。ただ、「論理に間違いがない答案か?」と普段より気をつけて採点される可能性は高くなります。

色々ツッコミどころ満載です。こんなものを学校の授業で教えるという感覚が全く理解出来ない。まじで学校の先生は、教え子の高校生がどういう問題に対してどのくらい答案が書けるか(そして書けないか)を全く分かってないです。まあ何年経っても授業スタイルを改善するということをせず、一方的に講義し続ける怠慢な仕事をしている人達なので、分かるはずもないでしょう。

ちなみに、↑の報告の続きは

うちの大学生スタッフのほうが、入試のことも高校生のこともよほど良く分かってます。
学校の先生は一度うちのスタッフの下でアルバイトしたほうが良いのでは?

授業は適当、共通テスト後の面談も超適当、生徒が悩みを抱えているときの対応も超超適当すぎて、勘弁して欲しいです。

 

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三角関数なんて・・・

先日、大学のテストで解いた問題です。

プレートテクトニクスって本当面白いですね〜。褶曲の露頭とかみると興奮します。

でもこんなこといくら勉強したって、大学卒業後には何の役にも立ちません。はっきりいって、やるだけ時間の無駄?

なわけなくて、やってる本人が面白いから役にたってます。

次に、文学部の専門科目で教わっている日本語文法の授業スライドの一部です。

「冷蔵庫から卵だけとって」のように使われる「だけ」が現在の用法にいたるまでにどういう変化が起きていたかを学びました。最初は名詞の「丈」だったらしいです。

これなんて本当面白いですけど、プレートテクトニクス以上に世の役に立つイメージがありません。人によっては「だから何?何が面白いの?」という感想を持つと思います。

でも、勉強ってそういうものです。何かの役に立つから学ぶのではなくて、理解したときに「へぇ〜!」となる感動こそが価値です。

受験勉強もそれ自体将来の役に立つものではありません。受験勉強のなかではなぜか三角関数がよく批判されますが、サインコサインタンジェントを理解してもしなくても、楽しく暮らせます。

でも問題を解けたら楽しいし、若い人にとっての勉強は目的というより手段。つまり、勉強を通じていろんなことを考えて成長していくんです。

大学の勉強も同じです。勉強を通じて、世の中のいろんなことを理解する方法を学びます。それを身につけることができたら、その後の人生で何か困ったときに自分で対処できるようになります。

こう考えると、何かを勉強するって生きるヒントだらけです。サインコサインタンジェントなんて実生活で何の役にも立たないように見えますが、それは最初から「こんなの役にたたない」と思っているからです。

 

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