大学入試の英語が読めなくてもChatGPTに読み込ませれば10秒後には和訳を教えてくれます。きっと近い将来、英語音声を日本語にリアルタイムで翻訳して、逆に日本語を発したらリアルタイムで英語音声が出てくるウェアラブルデバイスが登場するでしょう(というかひょっとしてすでにある?)
受験生が必死に勉強している微分積分や運動方程式も、全てAIが受験生の何百倍もの速さと正確さで答えを求めてくれます。
そんな時代に、一生懸命平方完成をしたり余弦定理を使いこなせるよう練習する必要があるでしょうか?
無いとも言えるし、あるとも言えます。
中高生が学ぶ科目には実用性はほとんどありません。英語も数学も何も分からなくてもAIに頼れば全て解決します。
しかし、何か難しい問題が与えられたときにどう取り組むかという姿勢を学べるという点では実用性があります。
大学受験をどう乗り切るのか。計画の立て方やメンタルの維持、塾に通っている人は塾との付き合い方など、みなさん工夫していると思います。そういういわゆるソフトスキルは若いうちに身につけた姿勢が20代以降も基礎になります。
ただそういうソフトスキルは基本的には失敗する経験の後に産声を上げるものです。保護者のかたはお子さんに失敗させたくない気持ちで塾に預けたり、「宿題やりなさい」とケツを叩くのだと思いますが、多くの場合それは逆効果になると私は考えます。
入試までにお子さんが何も気づかず成長せずということもありえます。それでも見守るほかないと思います。
赤ちゃんが産声を上げていきなり二足歩行できません。何度も立ち上がろうとしては転んでやっと歩けるようになります。
地球惑星科学セミナーI 6単位A
