月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

中学生を対象とした夏期講習 | 清須市の学習塾 相伝学舎

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夏期講習を計画するために塾専門の教材を取り扱っている販売店さんへ伺って、話を聞いてきました。今まで、市販の教材を使って授業をしていましたが、塾用の教材はかなり使える気がします。というか、色々謎が解けました。

今、中学生向けの塾は皆様ご存知のとおり、誰でも自宅から通える範囲で2-3件はかならずあるほど星の数ほどたくさんあります。つまり、星の数ほど中学生を指導できる先生がいるということになりますが、大手の塾であっても学歴の高い先生ってそんなに居ないはずなんですよ。

学歴の高い人で中学生向けの塾で働く人はなかなかいないですからね。せいぜい高校生向けですが、それでも私のように好きこのんで業界に飛び込む人ってほとんど居ないんじゃないでしょうか?理系の院生が就職出来ずにずるずると、、、というケースが多そうです。

そうすると、昔勉強が出来たわけではない先生であっても、指導が出来ると言うことになりますが、これがずっと不思議でした。あまり勉強が出来なくても、中学生向けの授業が出来てサービスとして成立するのはなぜだろうか?

私は中学生を教えるより高校生を教えるほうがはるかに簡単に感じています。もちろん、内容は難しいのですが、論理的にかみ砕いて説明すれば「なるほど」となるのです。一方、中学生の場合はどこまで簡単にかみ砕いて説明しても、出来る生徒は元からできるし出来ない生徒は何をやっても無駄なんです。

無駄というのは出来ない生徒の場合はその子が勉強が分からなくなったところまで巻き戻して教えないと、無駄という意味で、つまり中3の子が本来中1の時点で躓いているのに、他の生徒と合わせて中3のテスト範囲をやらせても無駄ということです。ですので世の中には無駄な勉強をやって、やった気になっただけで結局テスト結果が上がらないという生徒が山ほどいると思います。

で、今日いろいろと教材を見て思ったのは、中学生向けの塾用教材はほんとうに色々な状況を想定したものがあるので、出版社のサービス提供度合いはかなり高いということです。学年別、成績別は当然のこと、夏期講習向け、入試対策向け、単元別、など種類がすごく多い。

つまり、成績の偏りのある集団を集めることが出来て、適切な教材をチョイスできれば、中学生向けの勉強は簡単なので誰でも教えることが出来るわけです。個別指導なら偏りのある集団を作る必要もありません。中学生向けなら解説も簡単ですし、私の勘違いでなければ中学生のニーズは「難しいことを教えてほしい」ではなく「自分では勉強しづらいから、塾で勉強したい(=問題演習したい)」に偏っています。

これだけたくさんの中学生向けの塾があって成立しているのは、その裏に塾専用教材というかなり厚みのある後方部隊があるから、と考えると納得できます。

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ということで相伝学舎ではこれまで中学生向けには英語と数学を提供していましたが、これだけ教材が充実しているのなら5科目にしても良いのかなと考えています。今日見た夏休み用の教材なんて本当によくまとまっていたと思いますよ。

正直英語については中学生向けの教材をやればやるほど英語の読解力が落ちるので不本意なのですが、悲しいかな学校の定期テストに対応するためには必要です。本来の読解力の養成は、塾向けの教材ではなくて別の方法で補っていくことになりますが、それは生徒の負担にならない形で色々試行錯誤をしています。

夏期講習の内容と日程については今計画中ですので、決まり次第公開します。

ちなみに高校生向けは、夏も冬も関係なく、いつもの授業を進めていくことになりますが高1、高2とも夏休み前までに英語の総まとめをしますので、ご検討頂いている方は夏休みから体験していただくのが区切りがよくておすすめです。

高1の数学は二次関数を進めており、夏休みは二次関数と確率、高2の数学は来月から積分です。

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