月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

周りに流されてよい時、悪いとき②

高校生にとって大学受験における流されて良い時、悪いときというのはどういう場合でしょうか?

自分が通う高校の進学実績をまず見て下さい。たとえば、ある学校での昨年の進学実績が東大1名、名大30名、地方国立100名、早稲田5名、慶應5名とします。

 

ケース①

この学校に在席していてたとえば「どこでもいいから国立大学に行きたい」という生徒であれば、それはもうガンガン流されてください。学校や友達にながされて勉強した結果、国立大学に進学できる可能性はかなり高いです。実績があるので、指導方法も確立しているでしょう。

 

ケース②

では、名大進学希望だったらどうでしょうか?これもまだ流されて良いでしょう。流されながら誰よりも勉強を頑張れば最終的には進学できるでしょう。みんなが予備校に通っていれば自分も通えばいいし、学校だけで済ませているようならわざわざお金を払って予備校に行く必要はありません。

 

ケース③

東大や早慶、あと書かれていませんが東工大や一橋に行きたい場合はどうでしょうか。この時は、絶対に流されてはいけません。その流れの先に東大早慶東工一橋はありえないからです。周りと同じ勉強をしていてはたどり着けないことは過去の進学実績から明らかです。この場合に難しいのは、周りの友人とは完全に異なるが、受験としては王道の勉強をしなければならないことです。

ケース③でよくあるのが、流されてはいけないのにその集団と同じ土俵で受験勉強をしてしまうことです。ケース③に該当する人で定期試験で1位を狙っちゃう人は危険です。優先順位をつけることが上手くないとこのケースでは成功しません。かなりの判断力を求められます。

ちなみに、ある集団ではケース③であっても別の集団ではケース①や②であることがあります。同じ東大志望であっても地方公立高校の生徒が目指すのと、灘高校や開成高校の生徒が目指す場合話が違うということです。

前者はもちろんケース③ですから自分で東大合格のために何が必要か情報収集して判断しなければなりません。そのときの解は、かならず自分が所属している高校の進路指導とは異なります。一方、後者の場合は東大合格者だらけの環境ですから周りに良い意味で流されて勉強すれば合格が見えてくるということです。

こう考えると大手予備校を使った方がいい人悪い人が分かってきます。キーポイントは、学校の進学実績と友達の勉強方法です。この考えでいくとうちの塾に来てもらったほうがいい人は地方公立高校のケース③です。

あなたはどのケースでしょうか?

 

清須市の大学受験、塾 相伝学舎

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