月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

模試の考え方

ある生徒に進研模試の結果を見せてもらったら英数で学年1桁の順位でした。模試の校内順位がトップクラスというのは勉強が習慣になっていてかつ質の良い勉強をしていることの証拠ですから良いことです。

進研模試の場合、受験者全体の学力が低いので河合や代ゼミの模試よりは5-10くらい低めに出るので数字の読み方は気をつかうのですが、模試の学年順位とその高校の進学実績を照らし合わすことで自分の学習ペースが順調なのか遅れているのかは判断がつきます。たとえばA高校の過去数年の合格実績から学年300人中30人が名古屋大学に進学していたとしたら、模試で学年トップ10%に入っていれば名大受験者としては悪くないペースであると考えられます。

注意しなければならないのは、同様にトップ10%だったとしてもそれが定期テストの順位だとしたら参考になりません。定期テストでは決められた数十ページの範囲を手際よく暗記する能力が求められますが、大学受験では単に暗記するだけでなくどの分野を、どのペースで、どういう順番で学習していくのかという俯瞰的な視点が必要になってくるからです。

こういう俯瞰的な視点が必要だからこそ塾や予備校といった外部のアドバイスが必要になるわけです。受験の計画を高校生一人でたてるのは難しいです。志望校と現在の学力、学校の環境など複雑な要素を考慮しながら計画をたてていかなければならないのですから当然です。多くの受験生はあまり計画は立てません。学校の先生は「塾に行く必要は無い」とまでは言いますが、彼らの仕事はあなたを合格させることではなく、生徒みんなを合格させることですから、最大公約数的なアドバイスになってしまいます。

ちなみに私の高校1年生次の担任の先生は神がかっていて、私が受験勉強の始め方について相談しにいったときに「斉藤の通ってる塾がいいらしいから行ってみたらいいんじゃねぇ?」という、おおよそ高校の先生の台詞とは思えないけれども私の人生を大きくかえることになるアドバイスを下さいました。私の性格と、その塾の特徴を知っていたからこそ、マッチングさせればうまくいくのではと考えていたのだと思いますが、これは完全にを合格させるアドバイスと言えます。このように客観的に物事を判断できる先生も中にはいらっしゃいます。どの先生が良い先生か、よく見極めるのも一つの能力です。

 

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清須市の大学受験 相伝学舎

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