月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高1の進路判断、文系・理系どちらを選ぶかの考えかた

高1の秋になると、来年度から文系に進むか、理系に進むか考えてしまう人もいるかもしれません。決め方に方程式はありませんので最終的には自分で判断するしかないのですが、ヒントになることを考えてみます。

  1. 興味で決める
    ニュートリノやSTAP細胞(あるんでしょうか?)に興味があれば理系でしょうし、シェイクスピアに興味があれば文系でしょう。ただ興味で決めるというのは悩んでいる人にとっては意味の無いヒントかもしれません。もし興味が強ければ、そもそも文理の判断を悩まないですからね。

  2. 得意科目で決める
    少し打算的になると得意科目で決めてしまうのもありです。英語は文理ともに必要なので英語が得意というのは参考になりません。では数学で決めればよいかというと実は数学でもないんです。意外と知られていませんが文系というのは英国を基軸として3つめを数学にするか社会にするかの選択だからです。数学が得意で文系にいっても全然有りです。ということは、理科か地歴か国語ですよね。物理化学、日本史・世界史、古文・漢文、このなかで自分が得意な科目、得意じゃないとしても勉強していて苦にならない科目がどれかによって、文理の判断のヒントにはなりそうです。私の場合は歴史が全然だめなので理系に進みました。

  3. 将来の目標から決める
    銀行員になりたければ経済学部、つまり文系です。自動車のエンジン開発に携わりたければ工学部で理系です。ただ、将来の目標がある程度決まっている人は悩んでいないかもしれません。将来何がしたいか、方向性がきまっていなければ2で考えるしかないでしょう。できるだけ偏差値の高い大学にいくことで選択肢は広くなります。ちなみに、理系のほうが給料が高いという偏見がある高校生も居るかもしれません。これはあんまりアテにならないんで気にしない方がよいですよ。理系でも薄利な企業に就職すれば安いですし、文系でも就職先の業種によってはべらぼうに高いお給料がもらえます。

  4. 行きたい大学から決める
    たとえば東大志望なら文系よりも理系が狙いやすいです。東京に住んでいれば別ですが、地方にいるとどうしても国語と地歴の記述対策が難しい。理数系のほうが記述対策がやりやすいですね。もう少しランクを下げて、早慶レベルの大学となると理科は物理化学が必要なので英数物化、文系は英数国で受験可能ですから、労力としては文系のほうが少なくすみます。暗記が得意なら英国社で攻めるのも有りです。

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