月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

塾でのコピーは無料です

塾ではコピー機を使って良いことにしています。どれだけ使っても費用はいただきません。紙1枚1円、インク代も2円とかそんなものです。10枚コピーしても30円、100枚でも300円ですから、たった300円で学力が上がることにつながるのならどんどん使ってほしいと思います。

一応、使う前に一言声をかけてもらっていますが、塾の指定教材だったり自分の参考書だったり、色々コピーを使っているようです。

勉強に必要な資源はムダとかエコとかリサイクルとか気にせず、どんどん使うべきです。どれだけ使っても1人の人間に資源のムダと言えるほどのムダ使いはできません。「ゴミを減らすには一人一人が心がけるべきだ」という内容の投書が新聞に載っていましたが、そんなわけはありません。今の社会システムで一人一人が行動した結果が現状なのだから、現状を変えたければその原因であるシステムの分析をする必要があります。したがって、資源問題は偉い人にまかせておけばよいのです。あなた一人が考えるより、あなたよりずっと賢い人が社会システムを設計するほうが何百倍も効果があるとしたら、心がけすることに意味があるでしょうか?

先日いじめ自殺の問題があって、その時にも「いじめは一人で悩まず相談しろよ!」みたいなことがどこかに書いてありましたが、その子の環境における結果が相談できなかったということなのだから、原因である相談できない環境を分析しなければいけないのに、どうも原因より結果ばかりに目が行くのが人の性なのでしょうか。頭が痛いと言っている人間に「頭を痛くするなよ」と言って何になるのでしょう?

話がそれました。高校時代は資源を躊躇無くつかって勉強して、5年後、10年後に何らかの形で社会に還元できればそれで良いんじゃ無いでしょうか?

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp