月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

12月の交通量が増える理由

塾の前には旧国道が通っていますが、今日は平日なのにいつもより車の通行量が多いなと思ったら12月でした。12月には「バタバタする」とかいう表現が使われますがなぜでしょうか。私が思うに、理由は2つありまして1つは営業が年末挨拶でお客さんのところに訪問するからです。

 

営業をやってたので思い出しますね、この時期くらいからお客さんに電話して「〇〇さん、年末のご挨拶に伺って良いですか」とか言ってアポをとるわけです。正直、会社の付き合いで大人の男同士が1対1で面会して盛り上がる話といえばゴルフか仕事しかありませんから、年末の挨拶といいながら本当はお互いある程度仕事の話がしたいわけです。

しかし「〇〇の話でお時間もらっていいですか」と具体的にするのってなぜか堅苦しいというか、めんどくさいんですよね。だから年末の挨拶というのはすごく便利で、お客さん側がよほど忙しかったとしても、「今年もお世話になりました」で2〜3分当たり障りのない会話をして帰ればよいわけです。

という具合に、12月というのは営業がお客さんと会いに行くにはすごく便利な月なのです。私の前職でも挨拶用のカレンダー※を用意していましたが、私はだいたい150〜200冊くらいもらってお客さんのところに配っていました。

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※日本の会社の年末の挨拶というのは、カレンダー持参というのがしきたりでございまして、この時期大量のカレンダーがだぶつくことになります。結局カレンダーを渡しても「いやあうちもこんなにもらって余ってしまいまして、交換しますか?」とかいう話になったり、会社のフロアーの一角に「もらったカレンダーコーナー」みたいなものが作られ共有されていたりします。

さて、営業がお客さんに会いに行くというのは愛知県内だったら車移動がやっぱり多いわけです。営業のアポ数が前月比1.5倍になり、街の車における営業車の割合が2割くらいだとすれば、全体の流量が1割増しになるのですから、交通量が増えます。

もう一つの理由は、納期です。

大人の社会というのはなぜか納期にすごく厳しいのです。たとえば今日12月2日に納品しなければいけない約束の注文を受注していたら何がなんでも12月2日に納品しないと、正式に詫びて謝罪しなければいけないくらいです。まあ本当にそれが必要な場合もあれば、別に1日2日遅れても問題ないけど納期が遅れると自動的に怒るような人もいるんでしょう。

で、年末になると12月中にどうしても納品してほしい場合が増えるのです。もちろん年末をまたぐと一気に納期が6日くらいずれこむという物理的な問題もありますし、12月決算の会社なら12月中に費用を発生させて請求書が欲しいという会計的な理由の場合もあります。

納品というのはもちろん多くの場合で物流をともないますから、12月中にお客さんのところにモノを届けなければならない=交通量が増える、ということになります。 

清須市の大学受験 相伝学舎
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