月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

「高校についていく」という発想が間違い

一宮高校の授業についていけるだろうか?五条は?西春は?

という風に、学校についていけるかという発想、これは私も中3くらいのときにみんなと同じように考えたことがありますが、これは間違いです。

 

ついていく」という風に考えた時点で大した結果は出せません。

第一に、「ついていく」というのは極めて受動的な考え方です。与えられたものを取り組んで大学に進学しようという甘ったれた考えです。自分の人生なのに、なぜそんな受動的になれるのでしょうか?人生はもっと能動的に取りに行くべきです。

第二に、「ついていく」と考えると授業の進度と自分の理解の進度を合わせるという無駄が生じます。自分が優秀な場合、学校は退屈になりますし、ついていけない場合は嫌が応にも理解せぬまま進められてしまいます。ちょうど良い進度で進められるのは学年の中間層の50%くらいでしょう。

第三に、「ついていく」対象である学校の指導はいつの時代も、どこの高校でもたいてい迷走しています。大量に宿題を出して生徒をつぶす。解答のない問題集で無駄な努力をさせる。数学では生徒に黒板に解答を書かせる。非効率的な単語帳を使わせる。内職をさせない。・・・挙げだしたらキリがありません。

 

もちろん、こういう受動的な人間がたくさんいるからこそ資本主義は成り立ちます。資本主義においては、資本と労働それぞれが必要だからです。「はあ?シホンシュギがどうのとか関係ねーし」と思っているあなた。あなたが、たった1000円で美味しいご飯が食べられたり、洋服を買えたりするのは安い賃金で労働する人がいるからこそなのですよ。夜中の3時におなかがすいたら、コンビニで何でも食べられるのもそうです。みな、十分に資本主義の恩恵を受けています。

さて、賢明なブログ読者の皆様におかれましては「ついていく」という受動的な発想はやめて「志望校の入試を解けるようになる」という能動的な発想をしてください。

 

とすると一番最初の行動はどうなると思いますか?

当然「志望校の入試科目を調べる」ですよ。

みんな「コッコウリツに行きたい!」とか言いますけど、行きたい先のセンター試験の配点は知っていますか?二次は何点ですか?センターと2次の比率は?合格最低点は?案外、そのへんが曖昧なまま勉強しているのが普通の高校生なのですよ。だからこそ、こういう考え方をするだけで合格可能性があがります。

理系ならわざわざ日本史や世界史を暗記しなくても、公民で受験すれば良いんです。テストに出るからといって漢字を勉強する必要はありません。私立文系狙いなら学校の理科なんて完全に無視して最低限単位だけ取ればよいのです。さらに言えば、私は英語ですら「高校の英語はやればやるほどアホになる」と生徒には伝えています。

高尚な大人たちは「受験に必要ないからといって完全に放棄してはならない」と言うかもしれませんが、そんなことは自分が大学受験を終えているから言えるのであって真に受ける必要はありません。

自分が手に入れたいものは何ですか?そのために必要なことは何ですか?

清須市の大学受験 相伝学舎
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