月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

うちの子が勉強する気になりません

体験授業前の説明の面談をさせていただくとき、生徒本人のやる気は様々です。目標があって「早く勉強教えて下さい!」モードの生徒もいれば「なんとなく来ました」という生徒もいます。

保護者のかたの共通した悩みといったら「うちの息子/娘が勉強やる気にならないのです」ということでしょう。お父様お母様からしたら、どうにかして欲しい問題なのだと思います。

しかし、実はそれはまったく問題ではありません。

生徒本人に問題意識がないことは、問題ではないのです。それは極端にいえば他人の顔をみて「おまえの顔は変な顔だな」と言うようなもので、本人からしたら余計なお世話としか思えないことです。20代になり親から「結婚はいつだ?」と急かされると「余計なお世話だ」と思うのと同じです。

勉強して良い大学にいってそこそこの就職をしてほしい、そういう気持ちがあるのはわかりますが、強制的に塾に通わせてどうにかなるのは高校受験までで大学受験は本人の問題意識が無い限りは塾にきてもこなくても結果は変わりません。

「では先生どうしたらうちの子はやる気がでるんでしょうか?!」

という疑問にたいしては、「神様に聞いて下さい」というのが結論なのですが、出来ることとしたら「刺激を与えよ」ということです。

毎日学校へ行って、友達と適当な会話をして、授業は半分くらい聞いて、テスト勉強をちょろっとやって・・・

この繰り返しのなかに「お母さん、俺勉強するよ!」というターニングポイントはありえません。どこにそういうポイントがあるかというと、外部から刺激を与えるしかないのです。

刺激の受け方は色々です。ホームレスの人を見るとか、フリーターで定収入な人を見るとかそういう「こうなりたくない」という刺激もあれば、ビリギャルの本や社会で成功しているような人の本を読んで「こうなりたい」という刺激もあるでしょう。

テレビのドキュメンタリー、本、映画、人と会うこと、など見る・聞く・話すといった刺激のなかから何かしら心が反応する部分があるはずです。自分にそういう反応があれば、それは好奇心の芽生えですから大切にして欲しいし、ご子息ご息女にそういう反応が見られればできる限り応援してあげることで好奇心が成長していくものです。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp