月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

教えを請うほうが良いもの、よく無いもの

これ書くと広告みたいに思われるかもしれませんが受験勉強は確実に誰かにやり方を教わったほうが良いです。

誰かに教わったほうが良いもの/悪いものの判断は、それが一般的なものか個別の話かという点が基準です。

勉強は趣味でやる分には個別の話ですから好きなように本を買ったり借りたり、ノートに書いたり書かなかったりすれば良いのですが、受験勉強となると一般的なものになります。一般的というのは、人によってさほど条件が変わらないということです。

極端に個別の話といえば、たとえば私はことし塾を開きましたがこれは完全に個別の話です。ビジネスを始めるというのは誰一人として同じ条件はありません。私の塾は、2015年に、清須市で、高校生向けに、〇〇坪のテナントで、手元資金〇百万円で、学歴は慶應、職歴はIT企業で6年・・・という条件で始めましたが、これと同じ条件で塾を開いた先輩は世の中に1人も存在しません。似たような条件で塾を開いた先輩ですら数人いるか居ないかでしょう。条件が異なれば、同じ塾の起業でもその先輩の意見が効果があるかどうかわからないのです。(私が尊敬する先輩に「キム、塾やるなら勉強が苦手な中学生、大手塾に通えない生徒を狙えよ」と言われましたが、それをやっていたら今頃塾はつぶれています)。

受験勉強は一般的と言いましたが、条件が近い先輩が非常に多いということです。公立の高校なら全国どこでも文科省の方針によって授業が決まっていますから地理的な差異はありません。五条みたいなスパルタに入ってしまったら残念としかいいようがありませんが、それは極端な例でありその他の高校であれば全国で似たような高校が腐るほどあり、たとえばあなたの志望校が早稲田大学だとしてそのような高校から早稲田大学にいった先輩は何百人といるわけです。

勉強をスタートする条件でさえ、似た先輩を探すことができるでしょう。高1からスタートして早稲田にいくのか、高2からなのか、部活がおわった高3からなのか。高校の難易度も県でトップクラスなのか、中堅なのか、底辺なのか。塾を使うのか、独学なのか。

合格体験記の本を買ってみたり、インターネットで少し検索すればいくらでも前例が出てきます。

しかも大学受験というのはこれまで数十年間ずっと形式がかわりません。ここ数年ではインターネット利用による低価格な予備校授業のサービスが増えていますが、それによる影響はほとんどないでしょう。今後大学入試が変わると言われていますが、実際は大して変わることはないでしょうし、変わったとしても今までと変わらない部分も必ずあるので過去の先輩たちの成功・失敗の歴史を活用することがこれからも出来ます。

そういう一般的な事象については、手っ取り早く成功手順を教えてもらってその通りに努力して簡単に合格してしまえばよいのです。

自分なりに努力するというのは、わざわざ一般的なことで努力する必要はなくて大学での4年間6年間やその後のビジネスという個別な事象ですれば十分です。というか大学受験に自分らしさなんていらないですからね。これまで成功した人の真似をすれば受かる、決定論的な側面が強い(つまりああすればこうなる、というのがある程度予測できる)のが大学受験です。

といっても、その通りだと思って先人の真似をして学力を伸ばす生徒もいれば、逆にこういう話をきいても真似せずに自己流でやって順当に失敗する生徒もいるので、人間というのは不思議なものです。 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp