月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

【LINE Q&A】愛知県公立高校の推薦入試のスピーチで悩んでいます -面接官が聞きたいことは何か考えましょう

LINE勉強相談のコーナーです。田舎に住んでいて受験情報が届かない!まわりに相談できる人がいない!など、お困りのかたはLINEでご質問ください。今日の悩める中学生は・・・

ご質問
推薦入試で3分スピーチというものがあり、以下のような原稿をつくりました。もっとうまく伝えるにはどこを修正したらよいでしょうか?(名古屋市、中学3年生より)
私からの回答(要約)
自分が伝えたいことではなく、面接官が聞きたいことを考えてください。また、文面といった言葉の情報にこだわりすぎないことも大切です。

補足

推薦をもらえておめでとうございます。さて、スピーチというと「部活、生徒会、中学生活、ボランティア、家族、友人」のなかから、もっとも優等生らしいエピソードを自分のなかで探してそれを作文するというのが中学生の相場ではないでしょうか。

私は入試面接のプロでもなんでもないので、客観的・論理的に考えたアドバイスをまとめます。

まず、入試倍率をしらべてください。100人受験者がいて、合格者が5人なのか50人なのか90人なのかで面接の戦い方がことなります。

まず、90人受かるような面接の場合。普通のことを普通に言えばよいのですから、自分が良いと思った作文を先生にみてもらって、OKがでたらあとは身だしなみをお母さんにでも整えてもらって受験会場にいきましょう。元気よく会話できれば大丈夫です。

50人が受かるような面接の場合。90人の場合のものをさらに完成度を高めましょう。リハーサルを何度も繰り返し、なんならビデオにとって自分を客観的にみることも良いでしょう。面接の2日前に美容院にいって髪の毛を切ってもらって、1日前に自分でセットしてみて、本番を迎えてください。さらに「自分は絶対大丈夫」と思い込むことです。

最後に5人しか受からないような面接の場合。この場合は、ちょっと考え方がことなります。他の95人の中学生とはまったく別次元の面接にしなければいけません。つまり、「部活頑張りました、生徒会頑張りました、勉強がんばりました」だと他の95人と一緒だなと思われておしまいです。同じ話に聞き飽きた面接官に「この子を合格させたら、うちの高校は良くなりそうだ!」と思わせるような話を考えるのです。

考え方としたら「私は〇〇高校に〜〜〜という理由で入学したい。入学したら、こんないいことがあります」という目線です。

 

就職活動の面接ならこういう考え方で論理を考えるのですが、高校入試でうまくいくかは分かりませんので、あしからずご了承お願いします。

 

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