中学生も高校生も、部活をすると当然勉強の時間にしわ寄せがきます。基本的には、部活をとるか?勉強をとるか?という二択問題だと考えるべきです。
勉強時間をx時間、部活時間をy時間として放課後に6時間自由な時間があるとしたら、
x+y≦6
という不等式の領域のなかで、どのx,yをとりますか?という質問と同じです。簡単な不等式なのでグラフにしてみます。
帰宅部で勉強まっしぐらなら、(勉強、部活)=(6時間、0時間)という組み合わせになるでしょうし、部活大好きなら(勉強、部活)=(0時間、6時間)になります。
「両立」という言葉は甘美的な響きであり、よく通信教育の勧誘漫画で引用される単語でありますが、時間が有限である以上どちらも取るというのは、結構難しいことです。
受験を優先するのであれば部活の時間は減るし、部活を優先するのであれば勉強時間が減ります。
どちらが良いかは、第三者がどうこう言えるものではなく、人生をどう生きるか?というのと同じことですから、本人に任せるしかありません。ただ、高校生にたいしては「よほどその部活をやりたい場合を除いて勉強を優先しろ」という話はします。
ちなみに時間の有限性については解決策が無いわけではありません。魔法をかけてこのグラフの直線を上に2時間分ずらしてみます。
こうすれば、今まで不可能であった(勉強、部活)=(2,6)のような組み合わせを実現することが可能になります。
ちなみにこの魔法は、「寝る時間を減らす」とか、「朝起きる時間を早める」と一般的には認識されています。