月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

街の〇〇屋さん

一昨日、通勤に使っている自転車がパンクしてしまって修理をしたところ、昨晩空気がぬけてしまって再度自転車屋さんに持ち込みました。病院に行く予定があったので「チューブ交換必要ならお願いします」といって1時間後に戻ってくると修理が完了していなくて「チューブの在庫がなくて仕上がりが夕方になるから夕方とりにきてくれ」とのこと。それだと塾を開くのに間に合わないので「使いたい用事が合ったのですが・・・」としょぼくれたところ「夕方にきてくれ」と念押しされて、困ってしまいました。

ただでさえ、昨日のパンク修理が一日足らずで再度空気抜け状態になってしまったという状況なのに、こちらの都合はかまい無しという態度に大変腹が立ったので自転車は引き取って、少し距離がある別の自転車屋さんに電話し在庫確認した上で持ち込み修理をしてもらいました。

結局直してもらったところはジョイという大手の店で、以前にも自転車の修理をしてもらったことがありサービスが安定していることは知っていました。お店が大きいので当然チューブの在庫もあります。一方、最初にいったお店は街の自転車屋さんというイメージのところでした。

普段、ショッピングモール、ファミレス、コンビニなどお金を使う場面のほとんどは誰でも知っている有名なお店であり、街の〇〇屋さんというのは一方で「価格がわからない」「サービスが安定しているかわからない」という理由で避けがちです。当たりもあればハズレもある、そういう世界ですよね。

今回は「ああ失敗したな」という思いをしたわけですが、街の受験屋さんを営んでいる身としては気をつけなければいけません。

私の塾に関しては、ブログを読んでもらえれば私という人物をある程度理解してもらえますし、塾のサービスは教える人次第ですから、理解できればサービスがある程度想像できるし、その想像と実際が大きく違うことはありません。

なので街の〇〇屋さんにしては、「サービスが良いかどうか分からない」という不安は小さいはずです。しかしそれでも、代ゼミや河合塾と比べて授業が良いのかどうか不安が残ることもあるでしょう。(塾の授業料を公開していないのは、来てみてびっくりボッタクリ価格というわけではなく、価格が安いから来るとか高いからいかないというお客さんには来て欲しくないからです。)

なので体験授業でできる限り塾のことをよく理解してもらうようにしていますし、私も生徒のことをよく理解するようにしています。パンク修理の件は、「大きめの穴があいてましたが修理してみました」と初回のときに店員さんが言っていたので、その直後に空気がぬけたということは症状にたいする見通しが甘かったということです。塾でいいかえれば、ちょっと体験授業をしてみて生徒をなんとなく「分かった」気にさせたところで「この調子でやれば大丈夫だと思います」といって入塾をすすめる、という具合でしょうか。

でもこれは怖いですよね。学力というのは数ヶ月とか数年単位で身につけるものであり、特に私の場合は目先のテスト結果を求めるのではなくてそういう結果をもたらすことができる計画の立て方や、物事の考え方を教えているつもりです。中学生の場合は、2週間くらい補習などして詰め込めばちょっとはテスト順位が上がるかもしれませんが、それで得られる結果というのは一時的なものであり塾をやめたら元に戻ってしまうのであれば意味がありません。最終的には誰に何を言われなくても自分で出来る状態になって欲しいし、そうでなければわざわざ私が教えることもないでしょう。一時的な結果を求めるだけならその辺の適当な塾に行ってもらったほうが良いです。

乱暴なことを言うと、テストの結果なんてどうでもいいんです。超どうでもいいです。そして学力もどうでもいい。それより、テストの結果や学力を得られるための考え方を身につけること、これが超大事であってこれが全てです。

これを読んだお父さんお母さんのなかで「テストだって大事だろ!」という人がいればアホです。テスト結果は何ももたらしてくれません。一時的にテストがよくて、一時的に良い高校にいって、一時的に良い大学にいって、一時的によい会社に就職できてもそれで終わりです。死ぬまで生きるだけの、地球の資源を消費するだけの人間ができあがるだけでしょう。実際は、一時的に良い高校に行くのが関の山で、一時的に良い大学に行ける人は皆無です。

しかし、テスト結果をもたらす考え方が身についたとしたら、それは自分のなかに原動力を持つということで、今後の人生で大きな可能性を与えてくれます。周りを見渡せば何も考えずただひたすら大量の宿題をやっている中高生だらけの愛知県ですよ。そのなかで、自分で計画をたてて実行できることが身についていたら何も怖いものはないでしょう。「職場には、言われたことしかやらない後輩・同僚しかいない」と思いませんか?自分で動いている人すべてが仕事で結果を出しているとは限りませんが、仕事で結果を出している人全ては自分で動いている人でしょう。

もちろん生徒からしたら「きれい事はいいからテスト結果出したい!受験合格したい!」が本音でしょうし、中学生についてはどうでもいいテストであってもそれがもたらす内申点というのはどうでもよくないので、全ての知恵をつかって結果を求めます。しかし、テスト結果をもとめる理由が上記のようなものであるから、結果を出すための手段はよく考えます。

さて、考え方を教えるなんてずいぶん高尚なことじゃないかと思う人も居るかもしれませんが、これは私がやらなかったらやる人はいないでしょう。私、これまで努力して結果が出せなかったことはありません。自分で考えて動いて結果をだすという成功方程式を自分で持っているし、何度も経験しています。この塾も開いたばかりですが、成功すると思います。

もちろん私以外にも「できる」人はたくさん居ると思いますし、私以上に出来る人も星の数ほどいるでしょうけど、塾で教える人はほとんどいないですよね。だから、私がやらなかったらやる人はいないですね。

最初に書こうと思っていた内容とずいぶん話がそれてしまいました。

こんな自信過剰な人間がやっている塾です。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp