月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

塾での英語

英語の授業では高2,高3とも入試で使われた英文、もしくは入試同等のレベルの英文を用いて教えています。なかには世の中に全訳の存在する英文もありますが、全て私が自分で全訳したものをベースに、英文構造を解説しています。授業1回分で4-5時間かかるので結構大変です。

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授業では選択肢から選べ系の問題はほとんど扱わずに、和訳問題を中心にしています。和訳させる場所は私が選んでいて、前回・前々回で新しく教えた事項の復習を含むように構成しています。

毎週1回の授業だけでも多くのことを学べるように作ってはいますが、私の感覚としてこれは副教材で、メインは各生徒が毎日行ってくれている(はずの)市販の参考書です。本屋さんで販売されている参考書のなかで生徒に合わせて「あれやって、これやって」というアドバイスをしていて、それがメインということです。

中学生向けの教材は塾用教材のほうが充実しているのですが、高校生向けの大学受験の参考書は市販のものがかなり洗練されています。出版されている参考書の数が多すぎるという難点はあるのですが、良いものを選ぶ目さえあれば市販教材で十分です。

最近の塾で、自習中心・教材選定中心のところが多いのも頷けます。

「良い参考書なんてネットで調べればわかるだろ!ボッタクリ塾め!」と思う人も居るかもしれませんが、ネット上の情報だけで自分にあった良い参考書に出会えてそのうえその参考書の効率的な使い方を編み出すことはほとんど不可能です。勉強というのは、現在の学力の自己分析があってこそのことで、ネット上に落ちている情報というのはどんな人にとって有用なのかが不明瞭だからです。もちろんそういう出会いが無いわけではないですから、出会えればラッキーです。

ある生徒は「教えていただいた参考書が分かりやすくて、学校のわかりにくい授業とそれを先生が押しつけてくるのが嫌だと思うようになりました」と言っていました。素晴らしい参考書なので是非多くの人に知ってもらいたいのですが、塾で自習のアドバイスをサービスの一部としている以上、ブログ上では参考書の詳細な名称は紹介できません。昨年度まではLINE相談で質問されれば教えていましたが、失礼な人が多いのでやめました。

英語は読めるようになった瞬間が本当に気持ちいいので、塾生諸君&その他の受験生のみなさんぜひたくさん勉強してください。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp