月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

10時間やります

昨日きわめてプライベートな内容を記事にしたので、今日もついでにプライベートな内容を絡めつつ話をします。

何か成し遂げたいときに目標をたてるのは当然のこととして、次に大切だと思うのが目標をいろんな人に言いふらすことです。東大に行くときめたら友達との会話で「第一志望は東大」と喋ってしまったほうがいいし、次のテストで1位をとりたければ「次のテストは1位をとる」と宣言したらいいんです。

メリット1、言ってしまった手前引き返せないので「やるしかない!」という状態に自分を追い込むことができる。

メリット2、目標を言いふらしているうちに、自分に洗脳をかけられます。難しい目標であっても「あれ?ひょっとしたら出来るんじゃね?」という気持ちになる。

目標を達成するための手順は ①出来ると信じる ②やる というシンプルなものです。しかし意外とみんな①で脱落しているんです。

ブログ読者の高校生のみなさん、あなたは東大に合格できると思いますか?この質問にYesを答えられる人は進学校でも20人に1人いないでしょう。「全長10kmのプールを泳ぎ切れ」という課題があたえられたとして、みんな飛び込む前に諦めてしまうんです。「俺泳ぎ切ります!」と宣言して深呼吸したあとに飛び込んでしまえばいいんです。泳ぎ切れたらたいしたもんだし、ダメでも挑戦したという経験は手に入りますし、どう改善すればできるのかの手がかりがわかります。

毎回勉強の話ばかりなのも退屈なので、私が大学時代のサークルの話を引用します。私は中2のときからギターを弾いていて大学では軽音楽のサークルに入っていまして、あるときジョンペトルーシという私の敬愛するギタリストのコピーをバンドでやることにしました。

ギターで弾くには速すぎて難しい曲で、2回目のバンド練習までにコピーの進捗は30%程度でボコボコの状態です。さすがにこれはまずいと思い「今日から1日10時間練習します」と宣言して、その日から宣言どおり毎日10時間練習し続けました(春休みで時間があった)。しかし10時間練習するのは根性で出来るんですが10時間のメニューを決めるのが少し苦労しました。色々調べて、最初の1時間は手を温めるためのストレッチ、次の2時間はメトロノームを用いてクロマチックスケールなどの運指の基礎、次の3時間で課題曲をフレーズ単位でテンポ半分から始めて原曲スピードまで繰り返し、最後4時間で曲を通しで練習、という内容で進めることにしました。

さすがに1日10時間は効果があって1週間後の練習日にはだいぶ進んで、メンバーも驚いていました。その後も宣言どおり本番まで2週間、10時間練習を続けられましたが最初に宣言しておいてよかったです。

宣言するだけでなく、紙に書いて残しておくというのも大切です。会社員としてはたらく直前に20年間分の毎年の目標を書いておいたのですが、目標としたことはたいてい実現されました。

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会社員時代の6年間、キッチンにずっと貼り付けていたので油汚れが・・・笑

この目標は会社員としての目標だったので、起業をするタイミングで目標を修正しています。大きい方向は初志貫徹し、細かい部分については朝令暮改が良いと私は思っています。起業後はさすがに20年間は見通せないので4年分の目標にしています。

目標を設定し、宣言し、行動しましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp