月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

2週間でやります

ブログで書きたいテーマは10個くらい常にストックがあるんですが気分がのらないので今日も私の話を…(またおまえの話か!という声も聞こえますが…)  

中2のころにギターを始めてから海外の音楽に興味をもつようになり、バンヘイレン、レッドゼッペリン、ジェフベックなど70〜80年代のHR/HMが大好きになりました。3大ギタリストは当時の担任の先生が教えてくれたんです。市民図書館でCDの貸し出しがあって、いろんなバンドの曲をそのとき聴いていました。

ミスタービッグやエクストリームなど90年代のものも好きで、洋楽といえばとにかくみんな楽器が上手い!私は最初アコースティックギターを買ってもらったんですがエレキはまだなく、頑張ってコピーしようにも12フレット以上弾けないし、エレキより弦高が高いので押さえづらいし…という苦労の日々でした。

洋楽にハマると、邦楽はダサいみたいな価値観になる人が多く私もその通りだったわけですが、クラスの友達は当時ラルクアンシエルとかグレイとか日本のバンドが好きな人が多かったです。で私は「日本人なんてギターが下手くそなんだよ!ラルクアンシエルのギターソロなんてごちゃごちゃしてるだけのごまかしじゃねーか!ダディブラザーラバーリトルボーイを聴け!」みたいな生意気なクソガキでした(今も生意気なクソガキからあんまり成長していませんが)。

そうしたらラルクアンシエル大好きな友達に「じゃあおまえドライバーズハイとヘブンズドライブを2週間で弾いてみろ!」と言われて、げっ俺エレキ持ってねーよどうしよう、と思いつつ「やったるわ!しかしスコアは貸せ!」といって挑発に乗ってしまいました。

さすがにアコギでは2曲とも絶対に弾けないので同じマンションの先輩に2週間だけ借りて、その日から相当焦りながら練習しました。最初の一週間は「弾けないかも」という嫌な感触におそわれましたがなんとかやりきって、たしか2週間後にちゃんと披露して「まあまあかな」みたいなところに着地したように記憶しています。ヘブンズドライブのほうは原曲のソロがグチャグチャで大変苦労しました。 宣言したほうが自分を追い込めますね。失敗しても恥ずかしいと思っているのは自分だけで、案外他人はなんとも思ってないんですよ。自分の声を録音して聞くと恥ずかしいと思いますよね?でもその音を他人が聞くと「いつもの声じゃん」となります。みんな自分のことはやたらイメージが高いので、「こんなはずではない」と思いこんでしまう。でも、そう思っているのは自分だけです。何にも恥ずかしくありません。