先月くらいに生徒と1対1で面談していて、どこの大学を目指すのか聞いたら逆に「〇〇大学いけますかね?」と質問し返されました。
「きみがいけると思うならいけるし、無理だと思うなら無理」と答えました。
半分義務教育のような高校進学と比較して、大学進学はそもそも進学する選択が生徒固有の問題であるし、どこの大学を目指すかというのはさらに固有の問題です。
だからこそ、大切なのは自分が行きたいかどうかであって、行けるかどうかではないと思います。行けるから行く、というのは任意の選択ができる行為のわりには、義務的な選択をしているように聞こえますので意味不明です。
高校内順位が100番になったら〇〇大学を目指す(もしくは進路面談などで「学校で100番に入らないと△△大学を目指すのは不可」と言われること)、というのも意味不明です。100番より上になったから目指す権利が付与されるわけではないのだから、行きたいと思ったらそこを目指して努力をスタートすればいい。
もちろん、学力が極めて低い状況から1年後の入試で東大を受験したい、ということを「頑張れ」というのは無責任かもしれませんが、どうしても行きたいのなら2年、3年かけてでも行く、そのための1年として頑張ればよいと思います。
志望校選択というのはシンプルです。
「行きたい、目指す」
あとは合格最低点をとるために自分が何をしなければいけないのかを調べて、考えて、実行するだけです。
だいたい、大学受験なんて「受かる」と思い込めた時点で50%は勝ったようなもんだと思うんですけどね〜。