1回やり終えた参考書をもう一度やり直すと新しい発見があります。
2回やり終えた参考書をもう一度やり直すと、また新しい発見があります。
参考書は選んだ一冊を何度もやるほうが、どんどん新しい参考書にとりくむよりも多くのことを学べると私は考えています。
どんな科目でも一度目の勉強は表面的な理解にとどまります。書いてある内容を理解するので精一杯で、行間の意味や分野ごとのつながりを考える余裕はありません。そこでもう一度、同じ参考書をやり直すと一度目には余裕がなくて注目できなかった箇所の意味が頭に入ってきます。さらにもう一度繰り返すと、各科目の体系性を感じ取れるようになります。
映画を2回、3回繰り返してみるのと似ています。
一度目はストーリーを理解するのに精一杯ですが、二度目になるとストーリーは頭に入っているので細かい描写が目に入ってきます。三度目になると、ストーリーの前後のつながりがより深く理解できるようになります。
一番身につかないのは、ちょっとしか参考書・問題集をかじっていないのに結果が出ないと言って、書店でみかけた分かりやすそうな参考書・問題集に浮気してしまうことです。いつまでたっても、表面的なことすら理解できません。
学力の低い人は、どんな参考書・問題集でも良いのでまずはやりきることで、やりきったらもう一回繰り返してみると、結果は出てくるはずです。