月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

中学生に英語をどう教えるか

これは難しい・・・

英語の勉強の目的を、高校入試の素点最大化と定期テストの素点最大化にするならば、2通りの道があると思います。

道のり1 なんとなく読み

道のり2 徹底的に読み

私の予想では公立中学生の9割9分は1のなんとなく読みで3年間学び、高校生になっていきます。たとえば手元の教科書に

The rain forest of the Amazon has many unique animals.

というセンテンスがありますが、

The rain forest(熱帯雨林) of the Amazon (アマゾンの)has (持っている)many unique animals.(たくさんの独特な動物を)

という読み方は何となく読みです。単語1つ1つに日本語を当てはめて、なんとなく意味をつかむ。大学受験ではまず太刀打ちできませんが、高校受験程度であればこの読み方でも語彙力さえ高めてしまえばなんとかなります。高校入試の英文は、構造が難しくて意味がわからないという難しい英文が出ないからです。定期テストも同様です。

だから「英語の勉強といえば、単語・文法・長文だよね」と思っている中学生はたいてい何となく読みのレベルを上げていくことになります。

道のり2の場合、 

The rain forest 文頭の名詞だからこれが主語だ。

of the Amazon 前置詞of+名詞だから形容詞か副詞だが、主語の直後だから形容詞だ。「アマゾンの熱帯雨林は」

has hasは他動詞だから目的語の名詞が後ろにくる。

many unique animals これがhasの目的語だ。「多くの独特な動物がいる」

となります。

できれば2の徹底読みを完璧に仕上げたいのですが、何をどう勉強してもらうか教材の選択肢が少なくて難しい・・・

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp