「やれば出来る子」
というフレーズはしばしば耳にします。
「計算ミスがなければ95点だった」
というフレーズも同じくらいの頻度で耳にします。
こういうセリフは現状認識の甘さを物語っています。やればできるなんて「人間はいつか死ぬ」くらい当たり前の話だし、計算ミスが無ければ誰だってテストは高得点です。誰でもできることではないから点数に差がつくのです。
やれば出来る人はたぶん死ぬまでやらなくて出来ない人だし、計算ミスだってほとんどの場合治りません。
「部活動を終えたら勉強を頑張るつもり」という中高生がいて、気持ちを入れ替えるために次の週に塾に入ろうと思って話を聞きに行くとします。そのときに「この1週間で何をしましたか?」という質問を受けた返答で、結果が出るか出ないかやる前から分かってしまいます。