LINE@でこんなご質問がきました。
「〇〇高校1年の親です。息子が勉強をしません。宿題をやらないでいいのか聞くと、うるさいといってあしらわれます。塾に通っていますが部活で疲れたといって休むことも多いです。相伝学舎では相談のってもらえるでしょうか」
このご質問にたいして私の答えは
「生徒本人にやる気が無い場合は私にはどうしようも出来ません。塾にかよっているのにやる気が出ていないことが、その証明です。私は教えることが得意ですがやる気を引き出す能力がありません。申し訳ありません。」
でした。LINEでの無料相談はもうやっていないのですが、こうお悩みの保護者の皆様も多いことでしょうから、世のためにと思い私の見解を詳細に述べます。
かなり不快な見解になると思いますが、私は事実をどんどん伝えるタイプですので、良薬口に苦し(意味違う?)と思って、読んでください。
まず、親が「勉強しろ」と言うことは百害あって一利無しです。これは1000年前から1000年後まで変わらぬ普遍の真理です。水を温めたら沸騰する、呼吸しないと死ぬ、くらいに思ってください。
ご相談本文にあったとおり「うるせえなあ」と思われておわりです。もっとも効果がある場合でも、「なんとも思われない」というプラスマイナスゼロの結果になります。よって、平均的にはマイナスの効果を生むものですから、どんなに言いたくても言っちゃいけない禁断のセリフです。「勉強しろ」と言うごとに偏差値が0.01下がると思ってください。
高校生になれば、善悪の判断はつきます。今勉強しなければならないのか、しなくてもよいのかは本人が勝手に判断しており、それは誰がなんと言おうと変わりません。ひょっとしたら、ご子息が強烈な片思いをしてその子が「頭いい人じゃないと生理的に無理」とか言ったら変わるかもしれませんが、ほぼ見込み無しと思ってください。
もしくは「高2になったらやる」とか「高3になったらやる」とか決めている可能性もあります。私はこのタイプでちゃんと高1〜高2途中まで完全に勉強放棄し、高2後半から高3終わりまで勉強漬けの生活をして、受験を成功させました。そういうメリハリをつけるタイプであれば、可能性ありです。ご子息がこれまでにそういった経験をされているかお母様なら分かると思いますので、「高校受験のときも中3から本気だしたし、見守ろう」と思ってください。
しかし、もしこれまで16年間の人生でそういう経験をした形跡がなければ、高校生になって突如変わることは見込まないほうが賢明です。かといって、親がなんと言おうと変わるものでもないですから、諦めてください。
また、私の塾にはやる気が10段階で9とか10の生徒ばかりいますが、これは私が鼓舞しているからそうなのではなく、もともと8とか9の生徒が塾に入ることでちょっとやる気が増えたというだけであり、私はなんらしていません。やる気が1〜7の生徒が少ないのは、そういう生徒の場合にはそもそも体験授業をやらないから入ってこないというだけです。
さて、問題の本質はなんでしょうか?これはみなさん見誤られるのですが、親が「子供が勉強しない」といって悩む問題の本質は、子供にあるのではなく〇〇にあるのです。
明日に続く・・・
と思ってすでに4部作のblog記事を書いたのですが、当面公開するのはやめます。その代わり示唆に富む良い本をご紹介します。子供が勉強しないと悩む全ての保護者のみなさまへおすすめします。11ぴきのねこふくろのなか
※現在LINE相談は受けつけていません。面談による有償相談をご利用ください。
http://www.sodeng.jp/reservation