月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

模試の数字をどう読みます?

最近の流行りなのかわかりませんが、この辺の高校では進研模試が幅をきかせています。

この模試、私はあんまり好きじゃないんです。河合塾とか駿台の模試と違って、受験者にとんでもなくアホな層がかなりの数混じっていて判定はもちろん偏差値もたいしてあてにならないからです。学校単位で受験するからなんでしょうけど、この模試は受験生の都合ではなく学校の都合で受けさせられる模試だというのが私の認識です。学校からしてみれば、生徒が全員受験してくれて成績がわかりやすく、しかも全国のアホ層が受験するから偏差値60,70という一見見栄えの良い数字が出やすくて嬉しいとか、そんなところじゃないでしょうか。

受験生たちの時間がこの模試によって年間に何日も潰されると思うと、大変いたたまれない気持ちになります。模試は半日がつぶれます。真面目に復習しようとしたら、さらに半日はつぶれます。マーク模試と記述模試で、年間何日がなくなるでしょうか?

河合塾を中心に超難関大志望者は駿台を併用、秋からは志望大学の大学別模試、くらいがよいと思うのですが。

模試の件は学校のセンスがイマイチだというのが根本にありますが、それに何の疑問をもたず1日を潰して受験する高校生もアホ。「受けないと先生に怒られる」という返事が聞こえてきそうですが、あなたの人生の脇役中の脇役であるどうでもよい先生(卒業したら二度と絡むことはない)に怒られることと、自分の人生を左右しうる高校時代の1日を失うことを、不等号で表したら答えは明らかでは?

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp