月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

1年で偏差値逆転できません

ゴールデンウィーク前に高3たちに「たくさん勉強して合格をつかもうぜオラァァ!」と情熱的に語りかけたところ、水曜日から自習室にはイの一番に高1か高2がきて(おい!)、まあなんだかんだで高3で埋まるわけですが、熱い高校生達の勉強熱が清須市朝日城屋敷71番地に集まりすぎて重力が変わってしまいそうな勢いです。

塾の自習室は私語をする生徒がいないので、聞こえる音といったらクーラーの音と文字を書く音だけで、たまに自習室のおやつを補充しにいくと息が詰まりそうなんですが、昼過ぎからきて夜10時までがっつり勉強していく生徒もいるので、感服でございます。

そういう生徒達のすがたを見ていると、勉強できるやつほど自習を頑張るという残酷な事実をつきつけられますね。学力が高い生徒はこれまで勉強してきたから高いのであり、これまで勉強してきたということはこれからも勉強し続けるわけで、逆に学力が低い生徒はこれまで勉強してこなかったから、これからもあんまり勉強しません。

切り替えられる生徒の割合は、少ないように思います。こういうことを書くと、ウケないだろうなという予想はつきますが、実際のところ1年で偏差値逆転というのは1人の成功者を出すためにたぶん20〜30人くらいの挑戦者が必要で、30人中15人はやる前から諦め、10人は開始して1ヶ月くらいで息切れして、なんとか継続できた5人のうち1人が受かる、という感覚ではないかと思います。それで私は高い確率でギブアップするだろうと思いながらも、この生徒は覚醒するかもしれないと思って毎回熱心に教えるわけですが、ギブアップする生徒が続くと結構ダメージがでかいです。「おまえもか・・・」というのが続くわけですから。

なので、ちゃんと高1から頑張っている生徒を大事にしようと思うわけです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp