月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

3人をとるか97人をとるか

私の大学受験にたいする考え方というのは、「自習中心で自分でなんとかする、塾はペースメーカーとして使う」というものであり、この点は高校受験に関してみなさんが認識されているであろう、「塾でゴリゴリ問題練習」という姿とは大きく異なると思います。

私は生徒にヘボ大学ではなく、それなりに難しい大学にいって欲しいと思っていまして、それによって全国から集まる面白い人たちとふれあう楽しい人生へとレーンチェンジをして欲しいわけです。そのためには、生徒を管理管理するのではなくて、大切なポイントだけ教えてあげてあとは放置して自分で脱皮するのを待つ、というのが私ができる最大限のことだと思っています。

というのははっきり言って100人の高校生のうち97人くらいに対してはただのきれい事であり、放置したら本当にダメになって終わるでしょう。私の塾はやる気が比較的高い高校生が集まっているので、100人いたら放置して大丈夫なのは20-30人くらいじゃないかと思います。

 その割合を100人中100人にしたいですけど、普通の塾としてやってる以上、実現は難しいでしょう。だいたい、そもそも清須市内にそういう高校生が100人いるわけじゃないですからね。

放置して大丈夫な生徒を中心に考えれば、授業でテストをするというのはあんまりいいことではありません。塾の都合でテスト範囲を設定してしまえば、言われないとやらない生徒はやるようになりますが、言われなくてもやる生徒からすれば自分のペースを乱される可能性があるからです。

今は1学年に1つのクラスしかないので、この点は限界を感じているところです。私は10年後に大活躍するエリートを輩出したいと思っているので放任する姿勢を崩したくありません。能力的に素質がある生徒がいればなおさらです。地域がら、そこに手をだして生徒の芽を潰してしまうことが日常になっていますが、塾を開いて2年たったいまも、それは愚行だと思います。

私の塾はプロレタリアートではなくブルジョワジーが育つ環境にしていきたいです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp