月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高1のテスト範囲です

高校1年生は↓の範囲でテスト実施して鍛えています。数学は青チャートの例題で、単語テストはシス単Basicです。合格点は単語テストの合格基準点です。1週間で200-300語が範囲なので結構、キツイと思います。結構キツイので、うちの塾生も毎回5人中2人しかクリアしてくれません。あとの3人は諦めているのか?!

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範囲を見てもらうと分かるとおり、反復する機会を設けてます。自分でいうのもなんですが、親切丁寧です。高1の最初だけですけど。

非塾生の高1のみなさんもこのくらいの勢いで頑張って勉強してください。というかそろそろ二次関数入るので、うちの塾に入るなら今ですよ!二次関数はキツイですからね〜。と啓発しても、結局範囲が終わって数学がボコボコになってからじゃないと、「一人じゃ無理だ」と気づけないのが人間なんですよね。

私は二次関数で死亡した高校生を蘇生するのが得意なんですが、塾を開いて2年で何回蘇生手術をしたかわからなくて、正直、飽きました。だから死亡する前に来て欲しいというのが本音です。

で、英語。今日は高1の英語の授業がありまして、今は高1レベルの英文解釈の参考書をすすめています。メインは解釈であって文法ではないので、学校の授業でならうような「時制」とか「仮定法」とか「比較」とか、そういうくくりでは教えていません。でも英語の勉強というと高校生の多くは文法を思い浮かべると思います。

そこで「学校の授業はやらんでいいの?」という疑問が生じるのは極めて自然なのですが、私としてはYesでございます。もちろん、すべての勉強というのは「やったほうがいい」とくくることができるので、やらないよりはやったほうが良い。しかし、それは平民の考えることであって、大学受験において人の上にたちたいのなら、ダメだと私は考える。つまり、受験までの限られた時間を有効に使うために、効率にこだわりましょうということです。退屈な文法の授業を聞くくらいなら、数学の問題解いていてほしいっす。

さて、私が英語を教える際には300-400語くらいの英文を題材にして、和訳演習を中心にして教えます。1週間で1つなので1ヶ月で4つ、10ヶ月続ければ40の英文を読むことになります。40も読めば、必要な英文法というのはだいたい網羅できます。しかも、時制(現在完了、過去完了、助動詞の過去形)や否定(no+名詞、部分否定)、分詞構文など、英文を読解するうえで超大事な文法は何度も勉強するので、読解力に直結します。

実際の入試英文というのは1つのセンテンスが2行や3行にわたることもあり長いので、その長い1センテンスのなかで細かい修飾語関係を把握しつつ、文法を活用する能力を身につけなければいけません。だから、本当に大事なのは文法だけじゃなくて、接続詞thatやandのように「分かった気になりがちな」所にもあるのです。

文法問題それ自体を学ぶというのは、動物の骨がバラバラになった状態で与えられて研究する感じで、私が教えるようなやり方は生きた動物を思い切って解剖して、そこで出現した骨や筋肉を研究するイメージです。英語が出来ないと悩む生徒というのはたいていバラバラ死体を研究しているのであって、そんなのパーツだけみても有機性(むすびつき)は理解できねーよ、生きた肉体を研究しろよ、と私は思うのであります。

しかし世の中、そういう勉強方法がはびこっているから、私のような商売が成り立つので、高校の英語教育にメスが入らないことはありがたいことです。

清須市の大学受験 相伝学舎
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