月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

木村思ふ

昨日、車を運転中に鶴舞線の浅間町駅近くの路面1Fに空きテナントを見かけて、ここに塾を出していたらどうなっていたんだろうかと考えることがありました。たぶん、どこに出しても大きく結果は変わっていないと思います。現状、清須市内外の色々なところから生徒が通塾しているので、その半径が微妙に変わるくらいでしょう。

私がこの場所に塾を開いた理由はあんまりなくて、良い物件を絞っていったらここに行き着いたという感じです。そもそも個人が数百万円の種銭で始められる小さめの物件というのは数が多いわけではありません。無数の選択肢から賃貸住宅を探すのとは違って、あるなかから探すという感じです。

生徒の潜在能力を100%引き出すのは、放置の力しかないと思っている私が塾を開く場所としたら、あんまりふさわしくないところだというのは後から気づきました。おそらく愛知県外から来ている人は、愛知県の田舎の高校が厳しいといっても限度があるだろうと思っていると思います。私も、そうでした。しかし、限度がありませんでした。よくこれで人権問題にならねーな、というのが率直な感覚です。小中学校でのいじめが犯罪として扱われないのと、高校での過度な強制が人権問題にならないのは、学校という閉じた社会という共通点によるもののように思えます。

blogで結構思い切った発言をしているのは、軽いノリで進学して悲しい思いをする人が減ればいいなと思うからです。3年間、自分の感情を殺すことが出来る自信があれば、どうぞ・・・。

もう少しまともな高校の近くのほうが良かったかなと思うこともあるんですが、塾を開いてからの2年少々でそこそこの人数の生徒をちゃんとした方向に導いてあげる機会を持てたと思うし、自走できる成熟した高校生たちが集まって良い空気を作っているので、トータルでいうと満足しています。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp