今日は生徒の弟で塾に入りたいという高校生がいて、学力がすごく低いのでちょっと国立は無理よと伝えたら生徒のお母さんが泣き出したかと思えば、塾を閉めているときに無断で自習室に忍び込んで利用している生徒に説教をしたら逆切れされる、という2本だての夢をみました。東映の夏休み映画みたいですね。睡眠で身体をやすめたはずが、10時間くらい働いたくらいの疲労感とともに目が覚めましたよ。毎日、朝から晩まで塾のことと生徒のことを考えているので、こうやって夢で働くことも結構あります。
さて今回の合宿。半数が高3で、半数が中3・高1・高2です。高3にもなると「やらなきゃいけない」という切迫感があるのでテンションを高めに維持しやすいし、年齢とともに集中力は上がっていくこともあり、朝から晩までの勉強といってもさほど大げさなことではありません。
一方で、高1と高2はまだ受験本番まで1年以上ありますから、まだ受験が未来のことのように思えてもしかたがないことです。そんな状況で、1日11時間机に向かい続けるというのは、時間帯によってはキツく思えることもあるでしょう。
でも高1、高2にとって今ハードにやることはやった分以上のプラスが得られるはず。
とくに高1はまだ入学して4ヶ月で、数学で進んだ分野も多くありませんが、二次関数と場合の数確率というIAIIBでは最もハードな分野を履修したのも事実。夏休みをまるまるこの2分野に使えるというのはアドバンテージです。最大最小問題を簡単に思えるくらいひたすら繰り返しやって、解の配置と定数分離まで出来れば頭1つ抜けたと言っても過言ではありません。
ここで理解を深めることができれば、秋以降に始まる数IIBの分野でもずいぶん余裕が出てくるはず。数IIBの問題の多くは二次関数の考え方を利用するからです。
排気量の大きい車で高速道路を走るとラクなのとイメージが近いかもしれません。
みんなが遊んでいる間に勉強するのが一番簡単な勝ち方なのは、ウサギとカメの話を持ち出すまでもありません。