月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

「おまえ大丈夫?」問題

「あいつは分かってない」といえば、うちの塾には「補習なんて行くだけ無駄、自習してたほうがずっと学力がつく」というスタンスの生徒が一定数居て、そのスタンス通り放課後の補習はもちろん夏休みの補習にも参加しないで自習室にこもる場合が多いのです。すると、たまに同級生から「おまえ、大丈夫なの?」的なことを言われることがあるようです。去年、医学部に受かったK氏も言われたようだし、今日もある生徒がそんなことを言われたと言っていました。

でも、自習派人間である私(たち)からすれば「補習出てるおまえが大丈夫なの?」という感じ。まあそんなことを言ったら波が立つだけなのでそういう会話になることはないと思いますが。

今日話した生徒は「授業聞いてると眠くなるし、やった気になるだけだし、復習やればいいのかもしれないけどやる気にならないし、それよりは自分で参考書開いてやっていたほうが分からないことはとことん追求できて勉強になる」といっていましたが、これが全て、that's all!

「学年全員」を想定した授業が自分にぴったり合うなんてもはや都市伝説です。自分が分からなくても授業は先に進んでいくし、十分わかっていても授業は先に進まない。それに比べれば、分からなければ分かるまで考える時間があって、簡単ならさくさく読み進められる自習のほうが、効率が良いことは明らかでしょう。受験までの時間というのは有限ですから、常に効率を考えなければならない。しかし、効率を考えるより、長い時間授業を聞いたことで充実感を得て、勉強した気になってしまう生徒が多数派です。

みんな、考え方がボトムアップなんですよ。これだけ積み上げれば、合格に届くはず、って。でも、受かる人は逆算です。合格するには、これだけのことをやらなければならない。

ボトムアップの人だってたしかに進んでいるかもしれませんが、その速度はカメどころではなく、大陸の動く速さくらいなものですねぇ。

「勉強は自分でするものだ」と思ったあなた!あなたのための塾がここにあるんですが、勉強は自分でするものと思ってる人がただでさえ希少なのに、さらに塾で教えを請おうと思う人はますます少ないので、私の塾はマーケティング上致命的な欠陥を抱えています。どうしましょ?

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp