1学年200人の中学校で2人しか合格できないはずの名古屋大学。高校受験では学年40番くらいから旭丘高校に受かる気なんてしなかったのに、大学受験になると逆転出来てしまう気がしてしまいます。
この傾向はレベルの低い高校ほど強くなるように見えます。
たとえば、これまで複数の一宮高校生が「学年100位に入っていないと名大を志望すると口に出せる雰囲気ではない」と言っています。さすが一宮高校は、実際の難易度と自己評価のズレがほとんどありません。賢い生徒が多いのだろうと思わざるを得ません。
一方で、一宮高校の滑り止めにすらならない3ランクくらい下の某○○高校になると、学年順位などおかまいなしにやれ名大だの、名工大だの、とと東大?!きょきょ京大?!という、ついに私の塾もビリギャル(ギャル男)を輩出して一儲けする時が来たかという熱い生徒が話を聞きにきてくれるケースが増えます。
限界を目指して頑張るというのなら是非応援させていただきたい。私だって、最初から否定するなんて野暮なことはしません。どちらかというと、信じやすいタイプですから、「きみがそこに行きたいのならおじさんが手伝えることはしてあげやう。」という気持ちになります。そこで、「いまのきみの実力では6年かかってしまう。なんとか3年くらいでいけるように勉強メニューを少しきつめに考えてあげるから、頑張ってついてきてね」と続きます。
でも、これまでそれが続いたためしが、一度たりともない(;_;)
だから「口だけ野郎ばっかりのクソ高校め」というのが今の私の評価。ごめんね。
もちろん、100%無理なことなんて世の中にはありません。実際に、○○高校からだって名大に受かることはあるわけですから、やり方さえ間違えなければ十分に可能性はあります。
しかし、名大目指すならそれなりに努力しようや。一宮高校の定期テストの数学、めっちゃむずいの知ってる?みんな、ヒーヒーいいながら3年間勉強しているのです。中学時代、学年1桁をキープし続けたようなまじめで暗記力のある生徒が、です。そういう生徒が「100位に入ってないし、名大志望と言うのは肩身が狭い」といってさらに学力を上げようと努力している、そういう世界があるわけです。
また、名大レベルになると「○○学部の××学科に絶対に行きたい」という熱い夢を持って、高1の最初から、もしくは中学時代から努力を継続している生徒もいます。そういう人は自分の夢がやる気の源泉なので、勉強を「やらなきゃいけない」と思っている人よりもはるかに高いテンションで頑張っています。
そういう人たちが合格するかもしれないし、しないかもしれないのが名古屋大学とか、それに準ずるレベルの難関大学です。口だけ達者でたいして努力をしないというのは、いろんな人に失礼だと私は思います。