月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

みんなKYになれよ 2

KYになれよというのは文字通り空気読めないヤツという意味ではなくて、大多数の他人とは異なる行動を勇気をもってやろうぜという意味であります。案外、「これ違うんじゃね?」という疑問は、誰でも多かれ少なかれ持つものだと思います。その疑問に従って行動できるか出来ないかの違いというのは、勇気をもてるかどうかで生まれます。

この点で大学受験というのは多くの高校生にとって、自分が勇気をもてる人間なのかどうかのリトマス紙になりえます。試練とかじゃなくて、たんなるリトマス紙です。

まず、公立高校生の大学受験というのは基本的には落ちるものであり、滑り止めかそれよりちょい上のところに行き着くものであり、第一志望に合格できる人なんて滅多にお目にかかれるものではないものです。たびたび書いていますが、高3の4月の時点で第一志望だと言っていた大学に、実際に1年後入学する高校生は15人に1人とか20人に1人とかであって、間違っても4人に1人とか、5人に1人とかいうレベルではありません。

基本、落ちます。ということは、基本、失敗して終わるのです。これまで大多数の先輩達が失敗で終わってきたということは、大多数の人がする勉強というのは効果が出ていないということです。

そこで、「じゃあ何をやったらいいの?」という疑問が生まれ、色々調べたり、塾や予備校で話を聞いてみて「こうやったほうがいいんだ」という解決策がなんとなくみえてくる。しかし、その解決策というのはとうてい同級生たちがやっているものではない。

そこで、どうするかです。

かりにどうするか迷っている生徒がいて、私が「大丈夫、俺を信じて」とかいって励まして意味があるでしょうか。私の経験で言わせてもらうと、ありません。結局、誰に何と言われようと自分が思っていること感じていることが一番です。

つまり、ちゃんとした勉強方法を知って勇気をもってその通りに行動できる人間は誰に何を言われずとも躊躇なく行動するし(そういう人は『勇気』とかそもそも考えてないです)、逆に行動できない人間には誰がどれだけ声をかけても徒労に終わってしまいます。

だから、大学受験というのはリトマス紙であって、試練ではありません。

ありゃ、また誰も喜ばない残酷な現実を語って終わりそうです。ちょっと明るく締めたいと思います。

私の好きな言葉を紹介しましょう。アメリカの実業家で、マクドナルドの創業者であるレイクロックという人の言葉です。

To be successful, you must be daring, be first and be different.  (*daring 大胆な )

かっこよく訳すと、

「成功するには、勇気をもって、誰よりも先に、人とは違うことをしなさい」

くらいでしょうか。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp