月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

こういうのを面倒見が良いと言うんじゃない

補習を欠席するのに学校と大変面倒な交渉をしなければならない高校がある一方で、補習を無断で欠席したら「学校のことは気にせず頑張れ」(生徒から聞いた話を15文字以内で要約)と言われる高校もあるようです。先日、生徒に聞いてびっくりしました。どこを見渡してもジョーカーだらけの清須市で塾をやっている私からしたら、そんな都市伝説みたいな高校があるんだな、という感じ。

さらっと欠席する生徒もなかなか肝が据わっていてよろしいが、それを容認する先生も器がでかい。あまりに大きすぎるのでつるとんたんの器かと思いました。こういうのを面倒見の良い指導と言うんじゃないでしょうか。サボっているわけではないと見抜いて、生徒の考えを尊重して、引け目を感じているかもしれないからそれを解消してあげよう、というようなことをその先生は少なからず考えていたはずで、それは大変知的な作業であり、生産的であると言うほかありません。こういうことは普段から生徒をよく観察していないと出来ません。

こうやって「邪魔されない」ことで最大限学力を伸ばす経験ができる環境がある一方で、ひたすら忍耐の精神だけが育まれるような環境があるわけで、今回この話をきいて目に見えない社会階層を見せつけられた気がしました。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp